HONG KONG, Jan 28, 2019 - ( Media OutReach ) - 西九龍文化地区管理局(West Kowloon Cultural District Authority:WKCDA)は、西九文化地区初のランドマークとなる舞台芸術劇場「戯曲センター」(Xiqu Centre)が2019年1月20日にオープンしたことを発表しました。戯曲センターは、尖沙咀(チムサアチョイ)の広東通と柯士甸道西の交差点に位置し、交通の便が良く、広東オペラやその他のジャンルの中国伝統劇「戯曲」の促進・発展を図る世界クラスの施設として設計されました。
戯曲センターの建物は、中国の伝統的なランタンから発想を得て、進化を続ける芸術形態のあり方を反映するため、伝統と現代の要素を融合した設計となっています。舞台の幕が開いたような形をした正面入り口を通り抜けると、さまざまな公演や展示が行われる一段と高くなったポディウムやスペースが設けられた活気のあるアトリウムに直接通じています。建物は8階建てで、大劇場、茶館劇場、セミナーホール、リハーサル室(8室)や各種の小売店、飲食店、レジャー施設などもあります。
香港政府観光局のピーター・ラム会長(Dr Peter Lam)は以下のように述べています。「香港は新旧の文化が混ざり合う街であり、ユネスコの『人類の無形文化遺産の代表的な一覧表』に選ばれた戯曲は、香港の観光地としての魅力を高めるうえで重要な役割を果たします。また、戯曲センターの開館も、国際的な芸術・文化の中心地としての香港の地位を確立し、より幅広い人々に香港の魅力を広めるうえで大きな飛躍となります。」
オープニングセレモニーに続いて、西九龍文化区管理局は広東オペラ界の偉大なる白雪仙(Dr Pak Suet-sin)が舞台監督を務める、古典の広東オペラ「再世紅梅記」を公演します。旧正月期間中には、香港粵劇商会(Hong Kong Cantonese Opera Chamber of Commerce)主催の「好戲連場賀新歲」(Spring Festival Showcase)が行われます。オープニングシーズンは3ヶ月間続き、3月に行われる受賞アーティストらによる名場面を抜粋した演目で終了します。
茶館劇場では、広東オペラの巨匠である羅家英(Law Ka-ying)が舞台監督を手掛ける「粵.樂.茶韻」(Cantonese Opera and Tea)を伝統的なお茶や点心を楽しみながらくつろいで鑑賞でき、中国の古典演劇になじみのない観客に、この芸術形態を紹介します。
来場者は、戯曲の公演や象徴的な戯曲映画の上映の他にも、60分のガイド付きツアーに参加し、施設を見て回り、建築・設計上の特徴について学び、戯曲芸術の豊かな歴史についての興味深い事実を発見することができます。
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