酪農学園大学(北海道江別市)食と健康学類の学生が、江別市内のパン屋「PICCO Bakery」「ベーカリー・ノイエ」「ブランジェール・ラパン」との連携によるコラボパンを開発した。この取り組みは地域活性化を目的としたもので、商品企画・開発に興味を持つ女子学生14人が江別の魅力をPRするパンを考案し、商品化。2月17日には学生らが江別蔦屋書店で販売を行い、6種類のパン670個を完売した。
企画を実施したR&B実行委員会(「R&B」はRakuno and Breadの略称)のメンバーは、学年もバラバラで、1~2年生は基礎ゼミも異なる、初めて顔を合わせる14人。「酪農」をテーマに、商品企画や値段設定、ネーミングをパン屋と共同で考案した。
学生のアイデアを取り入れたコラボパン6種は、江別市内のパン屋「PICCO Bakery」「ベーカリー・ノイエ」「ブランジェール・ラパン」の協力によって商品化。江別市民だけでなく市外の人にも同地の魅力を知ってもらおうと、周辺地域からも多くの人が来店する江別蔦屋書店で販売を行った。
蔦屋書店は、近年、独自のコンセプトで話題を集めており、江別店は北海道で2番目の店舗として昨年11月にオープン。「食」「知」「暮らし」をコンセプトとした3棟から構成されており、書籍はもちろん飲食店やインテリアも充実している。また、Book&Cafeスタイルを取っており、くつろぎながら本を選ぶことができる。
当日はパンの説明、接客などはもちろん、ディスプレーやメニュー板の設置なども学生が行った。また、江別について楽しく学べる「子ども向けクイズ大会」や、コラボパン購入者を対象とした「プレゼント抽選会」も実施。景品には、田中養蜂場のハチミツや太田ファームの卵、「はるちゃんのトマトケチャップ工房」の瓶ケチャップ、菊水の「えべチュンらーめん」、北辰フーズの「さくらんぼひとくちゼリー」など、地元の特産品を提供して江別をPRした。
10時の開店から2時間で売り切れる商品もあり、16時には閉店を待たずに670個すべて完売した。
□ パン6種類
・野菜パン
・とうきびパン
・グラタンデニッシュ
・じゃがいもパン
・ウシ柄いちごサンドイッチ
・モウモウクリームパン
□ 参加した学生のコメント
私たちのなかでも、江別市外から通学している学生は、あまり江別市のことを知りませんでした。大学生として4年間もこのまちに通うのに、地域のことを知らないままでいるのはもったいないと思いました。だから自分たちも学びながら、市外の人に向けて「江別」を発信したいと考えました。
今回初となる産学連携の大掛かりなイベントに、正直荷が重いという気持ちもありました。ピンチに追い込まれる状況もありましたが、最後までやりきることができて良かったです。
この企画を通して、私たちは大きな経験をさせていただきました。ご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。
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酪農学園大学入試広報センター広報課
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E-mail: koho@rakuno.ac.jp
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