立命館大学文学部は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」(平成28年度採択分)の中間評価において、「東アジア人文学リーダー養成のための、日中韓共同運営移動キャンパス」(通称:日中韓キャンパスアジア・プログラム、詳細は別紙)がタイプA-(1)(キャンパス・アジアパイロットプログラムでの実績によりさらに高度化した取組を実施する事業)において、S評価(最高評価)を獲得しました。
【評価内容】
1.3大学の共同運営の下、言語・文化・文学・歴史など人文学を深く理解し、文化的な国際交流や教育研究の分野で活躍する東アジア人文育成のための明確なビジョンを策定・実施していること。
2.大学2年次・3年次に自国以外の2カ国の大学に計4セメスターの期間留学し、最終的に修了証を受けるという、他に例を見ない設計になっていること。
3.学生が中国語・韓国語の外部試験で高いレベルをクリアし、2言語同時習得をしていること。
4.本プログラムそのものを対象とする外部資金による研究を同時進行で実施し、事業に対する検証・評価が行われていること。また、日本における先駆的な複数言語教育、3カ国共同の人材育成プログラムとして、その研究成果も期待されること。
5.多言語学習であることから、懸念されていた、日本語での専門的な学習時間減少およびそれに伴う専門領域に関する知識不足は、国内でのサマースクールで集中講義をほぼ全員が履修することで補い、質保証の観点においても、評価できること。
今日の評価を励みに、本学は、スーパーグローバル大学(SGU)採択校として、今後も、教育・研究のグローバル化をより一層、進めてまいります。
■上野 隆三(立命館大学副学長(教学担当)、本プログラム事業団長、文学部教授)のコメント
本プログラムは、3カ国で3カ国の文化を3言語で学ぶ厳しい内容になっていますが、それに果敢に挑戦した参加学生たちの頑張りがS評価を頂けた要因であろうと考えています。今後も学生たちが自らをより高める学びができるよう、そして世界で活躍する人材を輩出できるよう、教職員一同努力を続けて参ります。
■米山 裕(文学部長、文学部教授)のコメント
本プログラムは、大学2年次・3年次に3カ国の学生が「合宿生活」をしながら3カ国を巡回して学ぶという熱いプログラムです。このような体験をした若者たちが、次世代の東アジアの平和と相互理解を築いてくれることを期待します。
評価に関わる詳細は、日本学術振興会HP( (リンク ») )にて公開されます。
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