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【バンコク(タイ)2019年6月4日インフォクエスト=共同通信JBN】
*タイ人の70.8%は多世代家族で暮らす方がいいと答えた
*調査によると、タイ人は幸福な関係と病気の時のより大きな安心のために多世代世帯での生活を望んでいる
*相手を思いやる人間関係を一層必要とする高齢化社会が進む中、多世代家族同居は世界的に増加している
タイの大手不動産開発企業であるMagnolia Quality Development Corporation Limited(MQDC)によるMulberry Groveは最近、今年の特筆すべきイベントの1つである「INTERGENERATIN FAMILY LIVING FORUM」(多世代家族生活フォーラム)を開催し、有名なタイおよび世界の専門家が参集し多世代家族のトレンドについて講演し、タイ人の多世代同居に対する態度についての最初の大規模調査の結果を共有した。
MQDCのProperty & Service Business Group担当社長のキーリン・チュツムスティッド氏は、MQDCは「全員の幸福のために」という理念に従い、社会的責任感をもって事業を展開していると述べた。この不動産開発企業は、入居者を満足させ彼らの幸福を高める物件を開発するために、生活のあらゆる側面を注意深く研究している。このフォーラムは、経済的、社会的変化期において複数世代で幸せに同居することを望む家族の、暮らしの好みと調和の取れた上質の住居を開発するのに役立つよう組織された。
さらにフォーラムは、聴衆が長期的な暮らしと住まいの計画を立てるための情報を見つけられるよう期待し、研究結果と専門家の意見を提示することによって、家族の絆、人生の価値観、人間関係、家族の時間、世代間の知識の継承の重要性を際立たせた。
マヒドン大学人口社会研究所の顧問兼特別教授であるピモンパン・イサラバクティ助教授(博士)は、2019年5月に15歳から65歳までの全国400人の回答者を対象に実施した同研究所の調査結果を共有した。この研究では、調査対象の70.8%が多世代世帯での生活を望んでいることが明らかになった。この選好は40歳以上の回答者の間で特に強く、80.7%がこの見解を示した。4世代家族で暮らす回答者の92%が多世代家族同居への選好を示した。3世代家族では、この数字は78.9%だった。また、3世代が同居する世帯は、他の家族構成に比べて家族の心理的な幸福感を増進する傾向にあることがわかった。
日本のソーシャルケアの専門家で、社会福祉法人「江東園」の最高経営責任者(CEO)兼Total Quality Management Officeディレクターである杉啓以子氏は、10年以上にわたり、多くの国が高齢化社会の問題、中でも親類からの支援を受けず独居する独立高齢者向けの不動産プロジェクトに注力してきたと述べた。したがって、これらの高齢者向け住宅や介護ホームは需要を満たすには不十分で、そのサービスは不適切であり、生活の質に影響を与え孤立を生み出している。杉氏は、住宅プロジェクトは多世代家族モデルに重点を置くよう改善しなくてはならないと語った。
チュラロンコン大学人口学研究所所長のビパン・プラチュアブモ准教授(博士)は、昨年はタイ人のうち1170万人が60歳以上で人口の16.9%を占めたと述べた。高齢者の占める割合は常に上昇している。このためタイでは、高齢者を介護ホームや他の施設に入所させるのではなく、家族間の関係構築に重点を置いた、高齢者の介護のためのより良い選択肢が存在する必要がある。日本は、制度によって高齢者をできる限り自宅に留めるための介護を提供しており、高齢者介護の最も優れた例である。
プラチュアブモ准教授は「人間は本質的に、特に自分の家族からの愛情とケアを必要とするものだ。ほとんどの高齢者は、とりわけ人生の終末期にある人々は、子供たちも愛情とケアを必要としている間に家に戻りたいと望む。高齢者が孫と同居することができれば、家族の絆は強まる。そのため高齢者は、家族のぬくもりを一層感じさせ、子供たちを勇気づけ、家族全員の中心になり、家族をより強くする」と語った。
International WELL Building Institute(IWBI)のIWBI Asiaのディレクターであるサマンサ・アレン氏は、アジア太平洋地域での全般的な市場開発、教育、WELL Building StandardとWELL Community Standardを支援するために、背景である心理学と環境科学の両研究に基づいている。
アレン氏は「アジアで成長したので、1世帯に3世代がいることが珍しくなかったし、私の家庭では祖母は私の第3の親だった。子供の頃から、異なるライフステージにおいて健康と幸福に関するニーズの相違と共通性を目にしており、それは私に、こうしたニーズを支える物理的環境を持つことの重要性を明確に示した。WELL Building Standardはあらゆる年代に適した環境の構築を支援する指導原則を提供すると確信している」と述べた。
Magnolia Quality Development Corporation Limited(MQDC)のMulberry Grove上級副社長のルーングロート・チョングスジパン氏は、アジアやタイの家族の基本条件を振り返ると、その構造はベビーブームの終了以来、3、4世代が暮らす大家族から核家族へと明らかに変化したと述べた。ベビーブーマーたちは現在、55歳以上の高齢者になりつつあり、そのほとんどが現代的で、より小規模な世帯で暮らしている。変化しつつある経済的、社会的要因が職場での競争激化をもたらし、多くの人が職場付近での居住または通勤の至便性を求めることにつながった。この傾向は家族関係を希薄にし、家族同士の距離を拡大している。
チョングスジパン氏は「家族の温もりと家族の強い絆が最も大切だと固く信じ、MQDCのMulberry Groveは、すべての世代に幸せと幸福を提供できるようにする不動産を開発するために調査を利用してきた」と語った。
▽Mulberry Groveについて
Mulberry Groveは、家族生活の真の喜びを取り戻すために、タイで最初の超高級な多世代家族向け住宅を開発している。幅広い調査に基づき、Mulberry Groveの住宅は、持続可能な幸福のための全世代のニーズに応え、温もりのある充実した関係をサポートする。MQDCブランドの最初の住宅はバンコクの複数の場所で現在建設中である。
▽Magnolia Quality Development Corporation Limited(MQDC)について
Magnolia Quality Development Corporation Limited(MQDC)は、住居用、多目的、商業用およびホテルのプロジェクトを開発し投資し運営する不動産開発企業で「全員の幸福のために」を企業理念とする。
MQDCのブランドには、Magnolias、Whizdom、The Aspen Tree、Mulberry Groveが含まれ、健康で持続可能なライフスタイルの幅広いニーズに応じている。
同社は、比類のない建築基準に則し、住宅物件に業界をリードする30年保証を提供している。
詳細はwww.mqdc.com. を参照。
ソース:Mulberry Grove
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写真説明:(左から)サマンサ・アレン氏、ビパン・プラチュアブモ准教授、ルーングロート・チョングスジパン氏、キーリン・チュツムスティッド氏、杉啓以子氏、ピモンパン・イサラバクティ助教授、スクアン・ブラクル氏
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