株式会社インテリジェント ウェイブ(IWI)放送業界向け『IPフローモニタリングソリューション』を発表

株式会社インテリジェント ウェイブ

From: 共同通信PRワイヤー

2019-06-10 09:00

6月10日

株式会社インテリジェント ウェイブ

株式会社インテリジェント ウェイブ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井関 司、以下IWI)は、放送システムのIP化に対応した『IPフローモニタリングソリューション』を開発し、提供を開始することを発表します。

<ソリューション開発の背景>
4K・8K放送を進める放送業界では、放送設備のIP化が喫緊の課題となっています。放送業界を激変させるこの流れは、日本国内のみならず、海外の主要なテレビ放送局や映像配信企業においても取組みが進んでおり、世界規模の変化といえます。4K・8K放送の実現には、従来のSDI方式とは異なるIP化された放送設備が必要であり、これまでと異なる放送設備を用いた放送の品質維持・向上には、全く新しい放送信号の監視システムが求められます。このような状況を背景に、IWIは、情報配信の高速化が要求される金融業界でこれまで培ってきた技術を応用し、IPフローモニタリングソリューションを開発しました。

<ソリューションの特長>
IPフローモニタリングソリューションはArista Networks社製のネットワークデバイスである「Arista7130」に搭載されているFPGAを利用し、スイッチ内部でパケットから必要な情報のみを抽出することにより、ネットワークスイッチのミラーポートでは不可能な、大量のポート集約を実現しました。抽出後のデータ分析は、IWI独自のCEPエンジンである「FES(Fast Event Streamer)」を活用して、データ種別(SMPTE2022-20/ SMPTE 2110-30/ SMPTE 2022-6/PTP/IGMPなど)の識別や、高速なデータ分析を行い、全体的な傾向分析が可能なデータへと加工します。また、IPフローモニタリングソリューションはストリーム(IPフロー)の監視に着目したソリューションであり、ストリーム毎のビットレートやパケットドロップ以外にも、タイムサーバとPTP同期することにより、受信したストリーム毎のレイテンシーやジッターも可視化することができます。

*このソリューションは、国内の放送事業者様の協力を得て開発されました。共同で特許出願中です。



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