TANGIER, MOROCCO, Jul 4, 2019 - ( Media OutReach ) - ロイヤルビジョン主導のプロジェクト
モロッコ国王ムハンマド6世は、2003年に行ったスピーチで、タンジェMEDを「統合地域開発モデル」にするというロイヤルビジョンを示しました。タンジェMEDはこのビジョンの賜物です。タンジェMEDは、欧州・地中海地域においてモロッコ王国の基盤を確固たるものにし、欧州・アフリカ、地中海、大西洋地域の交流の柱としての使命を重視するともに、国際貿易、およびグローバル経済と緊密に統合された活動的なパートナーとしての中心的な役割を強化します。
タンジェMEDのプレジデントを務めるFouad BRINIは、次のように述べています。「今日のタンジェMEDコンプレックスは、王室の大志、主意主義者と先見者の成果によるものです。国王陛下がこのプロジェクトの設置場所として希望された航路の岐路は、適切かつ関連性のあることが証明されました。」実際、タンジェMEDはジブラルタル海峡に位置し、アジア、欧州、米州、アフリカを結ぶ東西、南北の主要航路の岐路に位置しています。
タンジェMED2港の運営開始
タンジェMED2港は、タンジェMED1港、旅客&RORO港沿いにあり、タンジェMEDポートコンプレックス開発の第3フェーズです。
新港には、600万TEUの貨物を処理可能となる2つのコンテナターミナルが設けられます。これにより、コンテナの総取扱量が900万TEUを超えることから、アフリカおよび世界の物流と国際貿易の拠点として、タンジェMEDポートコンプレックスの地位のより一層の強化を図ります。2018年以来アフリカ最大の港となったタンジェMEDは、地中海においても最大の処理能力を誇り、世界トップ20のプラットフォームの統合に取り組んでいます。
世界的リーダーであるMAERSK APMは、コンセッション契約の下で、タンジェMED2港のTC4コンテナターミナルを開発します。これは、港湾複合施設の世界的リーダーである同社によって運営される2番目のターミナルとなり、最新のコンテナ移動装置を搭載します。民間投資額は8億ドルにのぼります。
タンジェMEDについて
タンジェMEDはジブラルタル海峡に位置した国際的なロジスティクス拠点です。世界186カ所の港に接続し、年間でコンテナ900万台、自動車100万台、乗客700万人、トラック70万台の処理能力を有しています。タンジェMEDは自動車、航空、ロジスティクス、繊維産業や貿易をはじめとする異なる分野で、年間売上高83億USD以上を生み出す900社を超える企業の為の産業用プラットフォームを組織しています。
世界的に有名なさまざまな業界の多国籍企業がタンジェMED を選択しています。
- 世界の主要な船舶所有者(APM Terminals、Maersk Line、Eurogate、CMA CGM等)
- ロジスティクス、多国籍企業(DHL、日本通運、DECATHLON、Emirates、OMSAN、3M、KASAI等)
- メーカー(RENAULT、HANDS CORPORATION、LEAR、SIEMENS、JTEKT、VALEO、VARROC、MAGNETI MARELLI、ZTT等)
タンジェMEDは統合された構造化プロジェクトであり、特に官民パートナーシップおよび産業と港湾のシナジー効果において、画期的なガバナンスモデルです。現在までに、民間事業者による55億USDを含む、91億USD以上の出資を受けています。
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