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【モントリオール2019年12月28日PR Newswire=共同通信JBN】この10年間、われわれは多くの新しいトレンドの興隆と過去の偉業の不運な凋落を目撃してきた。しかし、ことグローバルモビリティー(世界における移動性)の世界に関しては、2010年代は、まさに永続的な影響を残した。
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大手のグローバルモビリティー情報プラットフォームであるPassport Index(パスポート・インデックス)( (リンク ») )が発表した2019年リポートによると、この10年で最強のパスポートは欧州や北米といった一般的に予想される国のではなく、ほとんど予想されていなかった国のパスポートがチャートのトップに、静かに移動していた。
2019 Passport Index Report(2019年パスポート・インデックス・リポート)( (リンク ») )は、最も急速に成長するパスポートとしてのランクで島しょ国家が徐々に上昇し、アフリカ諸国は最低ランクを迅速に脱し、欧州連合(EU)諸国の多くは安定的に上位にとどまっている、という傾向を明らかにした。
*世界は開かれつつある
壁を作って国境を閉鎖する時代に、一般的な見方とは対照的に、世界はこの10年間で大幅に解放された。
2019 Passport Index ReportはそのWorld Openness Score(世界開放度得点)( (リンク ») )に言及し、実のところ、現在の世界の54%が解放されているという認識を共有している。
Arton Capitalのアーマンド・アートン社長は「前年比4%の平均増加率で、2035年までに全世界が旅行に解放されると仮定できるのは素晴らしいことだ」と述べた。
*安定したトップ勢
EUの何カ国かが順位を入れ替えながら、最も強力なパスポートとして過去10年の間トップ5に入っていたことは驚きではない。しかし10年前に最高ランクを支配していた一部の国において、現在の勝利者は大きく異なっている。最高ランクから姿を消した注目に値する国は米国である。「Make America Great Again」というトランプ大統領の公約にもかかわらず、米国はほとんど関心を払われず、前進もなかった。
*弱者の興隆
多くの国がパスポート・パワーの重要性を認識した。
2019 Passport Index Report( (リンク ») )は、障壁としての国境を打破し、それを成長への入口に活用した島しょ国や旧ソ連圏諸国などが、この10年を通して軽視されていたことを明らかにした。
バヌアツからモルディブ、ウクライナから台湾まで、この胸躍るリストは弱者たちの刺激的な興隆を明らかにしている。ほとんどのパスポートは2010年当時と比べてパスポート・パワーが100%以上も強力になっている。2010年から2019年の間に161%という際立ったパスポート・パワーの上昇を示してスポットライトをさらったのは、この10年のユニコーン(Unicorn of the Decade)である。
*ユニコーン
この10年で世界最強のパスポート(Greatest Passport of the Decade)( (リンク ») )はアラブ首長国連邦(UAE)で、そのビザ免除の対象の合計は111を超え、そのほとんどはこの3年間に達成された!このリードを1年前に勝ちとり、それを現在まで維持しているUAEの迅速な興隆は、国家目標の実現が成功した最も華々しい例となった。
*順位上昇中
すべての国のパスポートが上位になるのが理想的な方向ではあるが、次の2カ国は他のどの国よりも上位を目指して取り組んだ。2019 Passport Index Reportは、10年前に最低ランクだった2カ国であるアンゴラと中国が、今では上位に向かって大きく飛躍したと明らかにした。
*ボトム(底辺)を離脱
この10年に関して最も素晴らしい発見の1つは、その前の10年間はボトムに沈みながら改善することも、ボトム10から離脱することもできなかったアンゴラ、ブルンジ、コモロ連合、ジブチ、赤道ギニアといったアフリカ諸国の順位が上がったことである。
*ボトムに転落
シリアは内戦により、世界で最も弱いパスポートの3位に順位を落とした。2010年のときにはシリアはボトム10にさえ入っていなかった。これは国家の経済・政治状況とパスポート・パワーの間の相関性を物語る重要な情報の1つであり、ボトム10のリストに集まるイエメン、パレスチナ、リビアにも同様なことが見られる。
*順位がボトムのまま
ボトムにおいて、その差異は衝撃的である。ランキングの最低位を構成する国のほとんどは戦争による打撃を受けた国や発展途上国である。しかしこの10年の最初と最後の差異を注意して観察すると、世界の政治情勢があらわになる。
毎年、順位を僅かに変動させながら、低ランクの国はリストのボトムにいるままであることが2019 Passport Index Reportで明らかになった。こうした国は、自国民に世界の20%未満への渡航しか提供していない。
*2019年の勝者
この1年にグローバルな視野を採用した国家が大きく前進し、驚くような成長を遂げた。世界をリードしたのはUAEで、その他の12カ国超では移動性スコアが一貫して上昇した。
一方、カタール、ルワンダ、ウクライナ、マカオ、インドネシアといった国がごく僅差で続き、この1年における同諸国のパスポート・パワーの大きな成長と発展を示した。
Fastest-Growing Passports of 2019(2019年で最も急速に強力になったパスポート)( (リンク ») )はサウジアラビアで、トップになったパスポートは後に続く国々を鼓舞することを示唆している。
今年は、投資による市民権(Citizenship-by-Investment)プログラムを提供する国のパスポート・パワーが上昇したことが示された。このプログラムの最も大きな恩恵はグローバルなモビリティーの自由を認めていることで、強力なパスポートを手元に持つ価値が世界的トレンドであることは間違いない。
もしこの10年からわれわれが学ぶことがあるとしたら、それはアクセスと自由は進歩と発展の触媒である、ということだ。国家とその市民にとって、より明るい未来への比類のない恩恵と機会に到達する道はひとつしかない。それはグローバルなモビリティーを拡大する重要性と力を強化することである。
▽Passport Index(パスポート・インデックス)について
Arton Capital( (リンク ») )が支援するPassport Indexは世界で最も人気のあるグローバルモビリティー情報プラットフォームへと成長し、そのモビリティー得点に基づいてインタラクティブな旅行要件、比較機能、ランキングを提供し、パスポートの向上を図る。
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ソース:Passport Index
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