【京都産業大学】うつ・不安症モデルマウスにおいて、情動行動と連動する尿中代謝産物を発見 -- マウスの心が尿でわかる --

京都産業大学

From: Digital PR Platform

2020-03-04 14:05




京都産業大学生命科学研究科 加藤啓子教授と藤田明子研究助教らの研究グループは、うつ・不安症モデルマウスにおいて、尿に排出される代謝産物が情動行動に反映されることを発見した。本研究の成果は、2020年2月21日付で国際学術論文誌『PLOS ONE』に公開された。




 精神疾患に含まれる「うつ・不安症」は、近年世界的に患者が増加し、精神疾患を発症する分子機構の解明は重要な課題となっている。不安行動や恐怖記憶といった情動行動が、生体の最終代謝産物に与える影響は、これまで明らかではなかった。

 京都産業大学生命科学研究科 加藤啓子教授と藤田明子研究助教らの研究グループは、生体の代謝変化を反映し、生体を傷つけずに得られる尿に着目し、様々な化学物質の種類を含む揮発性有機化合物(VOCs)を解析した。その結果、尿中の6種のVOCsの量が、不安の指標である驚愕反応行動と相関のあることが証明された。さらに、情動行動の一つである社会性行動(雄マウスの雌マウスとの出会い)が、尿中に排出する代謝産物である「ファルネセン」というフェロモンの量と連動した。以上により、マウスの情動行動(オスの驚愕反応や社会性行動)が、生体の代謝に影響をおよぼすことを明らかにした。


むすんで、うみだす。  上賀茂・神山 京都産業大学



[関連リンク]
・本研究の概要および詳細
  (リンク »)
・側頭葉てんかんモデルマウスを用いた、新規の尿中揮発性有機化合物・バイオマーカーを発見(2019.7.25)
  (リンク »)
・京都産業大学生命科学部先端生命化学科 加藤啓子教授
  (リンク »)

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住所:〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
TEL:075-705-1411
FAX:075-705-1987
メール:kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp


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