近畿大学(大阪府東大阪市)の、令和2年度(2020年度)入試における一般入試※1 志願者数が確定しました。志願者数(延べ)は、145,320人(昨年度比-9,352人)で、2年連続の減少となりました。総志願者数(延べ)※2 は、186,239人(昨年度比-22,339人)となり、8年ぶりに減少しました。
この結果について、株式会社大学通信の安田 賢治氏は、「来年の大学入学共通テスト導入を控えて、受験生の安全志向が強く見られ、多くの難関私大の志願者数が減った年だった。近畿大学も同様に敬遠する受験生は多かったが、それでも他大学を圧倒する志願者数を集め続けるのは、近大マグロやマンモス復活プロジェクト、ウナギ完全養殖を目指す研究など、研究力の高さが広く知られるようになったことに加え、タンパク質などの栄養素を自分で選べる学生の体づくりを重視した新食堂や、学内キャッシュレス化の推進などの革新的な取り組みを続け、改革力が高い大学という認識が広がったことが一因だ。」とコメントしています。
※1 大学入試センター試験利用を含む(短期大学部は除く)
※2 推薦入試(一般公募)などを含む、全入試の志願者数(短期大学部を含む)
【今年度の志願動向のポイント】
●全体の志願者は減少したが、関東108.8%、東海103.0%、九州112.0%など、関西以外の地域で志願者数は増加
●文系80.7%、理系102.0%となった。文系は安全志向の影響を強く受けた一方、理系は薬学部など一部で減少したものの、理工系の人気が高まり、全体では増加した。
●本学は「THE世界大学ランキング2020」において、関西では京都大学、大阪大学に次いで、神戸大学と同ランクに位置付けられ、世界的な評価が高まっている
●東大阪キャンパス整備計画「超近大プロジェクト」で注目を集めたアカデミックシアターに続き、令和元年(2019年)には新食堂が完成。栄養素を自分で選ぶ、スマホで予約注文が可能、近大の研究から誕生した食材を使用したメニューなど、革新的な食堂が話題に
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