昭和女子大学(東京都世田谷区/理事長・総長:坂東眞理子)は、社会の課題解決をめざす「プロジェクト型学修」に力を入れています。このほど、プロジェクトを推進する昭和リエゾンセンターが、前年度の参加学生が後輩をサポートする「スチューデント・アドバイザー制度」を導入します。毎年、知見を蓄積していけると同時に、学生同士が支え合う”ピアサポート”を通じて、より高度な学びの体得を目指します。
昭和女子大学のプロジェクト型学修は、社会や企業、自治体が抱える課題について、学生自身で課題解決策を提言し、実現に取り組むものです。これまでは、毎年参加メンバーが入れ替わり、せっかく学んだ知見が引き継がれないという問題がありました。そこで、前年度参加した学生が後輩学生をピアサポートする「スチューデント・アドバイザー制度」を創設することになりました。
アドバイザーは、事前に前年度の学びや経験をワークシートで振り返り、後輩に伝えるべきテーマやプロジェクトマネジメントの手法を精査します。また、アドバイスした内容を随時記録してアドバイザー側の知見も蓄積、次年度のアドバイザーへ引き継ぎます。
初年度に導入するプロジェクトは、地元自治体と連携して地方創生を担うプロジェクト型協働インターンシップ「三重県多気町応援プロジェクト」「鶴岡再発見!プロジェクト-先端と伝統文化の魅力発信-」、世田谷美術館併設のカフェを学生目線でプロデュースする「美術館カフェ・プロデュース~舞台は自然あふれる世田谷~」です。年度終了時には効果を検証し、次年度以降は導入範囲を拡大していきます。いずれも様々な学科から学生が集まっていることから、学科の異なる先輩・後輩同士のピアサポートを通じて、学びの幅が広がることが期待されます。
また、スチューデント・アドバイザーは自分たちの体験を本学のプロジェクト型学修の過程を記録するサイト「S-LABO」にて随時発信していきます。
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※【社会とつながる】昭和女子大学のプロジェクト型学修について
学生が一般教養や専門科目で身につけた知識を活かしながら、社会や企業が抱える課題を自律的に発見・解決するものです。社会や企業から評価を受けながら、課題を発見・解決する思考力や行動力を養い、自分の強みを発見することができます。例えば、SDGsの観点から地方自治体の課題を見出し、解決策を中高生と提言する「地方創生×SDGs共同研究・実証プロジェクト」や、歴史学の知見を活用しながら、整理した被爆者運動史料を解読して組み立てた歴史像を社会に発信することで、次世代へと継承していく「戦後史史料を後世に伝えるプロジェクト」など、現在128件のプロジェクトが進行しています。
▼本件に関する問い合わせ先
昭和女子大学広報部
TEL:0334116597
メール:kouhou@swu.ac.jp
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