【ニュースレター】静かに優しく楽しく「HARMO」と運河クルーズ

ヤマハ発動機株式会社

From: Digital PR Platform

2020-10-12 11:00



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実証運航を目前に小樽運河で試験航行


低速に特化した電動推進システム
 今年8月7日から北海道の小樽運河で、当社が開発した次世代操船システム「HARMO(以下ハルモ)」の実証運航が行われています。
 「HARMO」は電動モーターで駆動する「次世代操船システムプラットフォーム」。モーターの駆動には効率よく高いスラスト力を発揮できるリムドライブ方式(プロペラの周囲にモーターを搭載)を採用し、ジョイスティックによる直感的な操船を可能にする制御システムとの組み合わせで、静粛性、操船性を飛躍的に高めています。
 「2011年から開発してきましたが、特にリムドライブの防水性などに腐心してきました。小樽でトラブルなく運航していると聞いて嬉しく思います」と語るのは、「ハルモ」の開発に携わってきた当社マリン企画統括部・前島将樹さん。
 「これまでにない大きな舵角を確保でき、それによって、ジョイスティック1本の操作で簡単にその場回頭できるほどの小回り性能を実現しており、運河クルーズには最適です。またリムドライブモーターによる静粛性も大きな特徴となっています。乗船されるお客様には水の音や風の音を聴きながらゆったりとクルーズを楽しんでいただけると思います」(前島さん)
 実証運航のパートナーである小樽カナルボートでオペレーターのまとめ役を担う運行課長の松苗勇貴さんは「狭い運河ですのでジョイスティックを使ってその場回頭できるのはとてもラクです。最初は操船に戸惑っていたスタッフもいましたが、『ハルモ』での操船は馴れてくると楽しいですね」と語り、観光を楽しむお客様のみならず、実際にボートを運航するスタッフにも新たな刺激を提供している様子が伺えます。

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「HARMO」開発担当の前島さん(右)と小樽カナルボートの松苗さん
                 ※乗船者はウエストベルト式のライフジャケットを着用しています

「信頼性と耐久性」にも期待
 小樽運河のクルーズ船の観光需要は年々増加しており、2019年の総乗客数は延べ15万人。1隻ごとの稼働時間も大幅に増え、「ハルモ」を搭載した〈カナル7号〉を含む7隻のボートが1日10時間、休む間もなく稼働しています。
 「運河クルーズの構想時から、小樽の文化の保存だけでなく、環境負荷の低減をテーマにしてきました。その中で耐久性や信頼性も期待できる『ハルモ』と出会うことができ、感謝しています」(小樽カナルボート職務執行者/(有)カラットマリンシステム代表取締役・菊地透さん)
 小樽カナルクルーズではホームページやガイドで「ハルモ」を紹介しており、乗りもの好きのお客様などは下船時に質問をしたり、モーターを覗いたりと興味津々とのこと。新たな価値を提供する動力として、日本各地に「ハルモ」によるクルーズが広がっていくかもしれません。


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リムドライブによる高い静粛性で快適なクルーズを実現

次世代操船システムの実証運航を開始(リリース)
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■広報担当者より
この新操船システムは、オランダやドイツなど、欧州でのイベントにて参考出展を重ね、このたび小樽での実証運航が実現しています。さまざまな観光資源を持つここ日本でも、今後「HARMO」の活躍する場が広がって、多くの方に体験いただけたらと思います。





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