2020年11月のウイルスレビュー

株式会社Doctor Web Pacific

2021-01-07 09:00

Dr.Webの統計によると、2020年11月に検出された脅威の合計数は前月と比較して1.75%減少し、一方でユニークな脅威の数は5.26%増加しています。検出された脅威の多くをアドウェアやダウンローダ型トロイの木馬が占めていました。メールトラフィック内で多く検出されたマルウェアは、.NET言語で記述されたバックドア、バンキング型トロイの木馬 Trojan.SpyBot.699、 Microsoft Officeプログラムの脆弱性を悪用するマルウェアなど多岐にわたっています。
###
11月にDoctor Webテクニカルサポートサービスに寄せられたデータ復号化のリクエスト数は10月と比較して3.08%減少しています。最もアクティブな暗号化ランサムウェアは Trojan.Encoder.26996 で、リクエスト全体の36.68%を占めていました。

11月の主な傾向
アドウェアが依然として最もアクティブな脅威の1つとなる
メールトラフィック内でユニークな脅威の数が増加
11月の脅威
2020年11月、Doctor Webのウイルスアナリストは企業ユーザーを標的としたフィッシング攻撃を検出しました。攻撃者は被害者に悪意のある添付ファイルを開かせるためにソーシャルエンジニアリングを使用しています。添付ファイルには Remote Utilities ソフトウェアを密かにインストールして起動させるトロイの木馬が含まれています。同時に、トロイの木馬のコンポーネントもまた添付ファイルに含まれています。コンピューターが感染すると、プログラムはユーザーに隠れて動作し、攻撃者はそのコンピューターを不正に遠隔操作することができるようになります。

詳細は以下をご覧ください。
(リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

株式会社Doctor Web Pacificの関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]