大阪電気通信大学 情報通信工学部主催の『研究室入退室管理システム』ハッカソンが開催されました -- 新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目指し学生がシステム開発

大阪電気通信大学

From: Digital PR Platform

2021-02-15 08:05




情報通信工学部 情報工学科・通信工学科の学生を対象に、学生証による研究室の入退室管理システムを作成するハッカソンを開催しました。
この管理システムは、研究室への入退室等、学生の行動を記録することを目的としており、新型コロナウイルス感染症拡大防止も踏まえて、以下の仕様で開発に挑みました。




●システムに求める仕様
1.学生の入退室を学生証のタッチで記録できること(絶対必要)
2.少なくとも以下のいずれかで入退室記録を送信できること
  ・Google Spread Sheetに学籍番号と入退室の別、日付時刻を記録できること
  ・毎日Slackに1日の入退室の記録をまとめたものを投稿できること
  ・毎日指定のメールアドレスに1日の入退室の記録をまとめたデータを送信できること
3.その他ユニークなアイデア大歓迎


●支給品
Raspberry Pi 4、Raspberry Pi 4ケース、microSDHC,非接触ICカードリーダー/ライター,HDMIケーブル


今回のハッカソンには、学科や学年を越えた9つのグループが挑戦。開発期間はおよそ1か月半ほどで、多くのチームは直接会うことが難しく、ZoomやGoogle Meet、Slackなどを利用してオンライン上で連携を取りながら開発に当たりました。最終的には、プレゼン動画とプログラム、資料等を公開し、学生投票により最優秀チームを選出しました。


最優秀チームに選ばれたのは、情報工学科1年生5人で構成された「ゆっくりしていってね」チーム。
新型コロナウイルス感染症拡大の状況から、入学以来ほとんど顔を合わせたことのない同級の仲間で構成したチームで、期間中、実際に会えたのは授業前後の1、2回のみでした。学生証から情報を入手するためのプログラム作成を担当した渡邊泰隆さんと、全体のマネジメントを担当した殿山雄大さんは、遠隔でのコミュニケーションの難しさを感じたそうです。コードを分担して作成するなど、しっかり役割分担をして取り組む中で、細かなニュアンスが伝わりづらく、目的が同じでもメンバーそれぞれが思い描くゴールが違うため、現在の進捗情報の共有や自分の作ったものを人に説明する必要がありました。開発において技術力はもちろん、コミュニケーション力がとても大切だと痛感したそうです。


今回開発したシステムは、ユーザーが楽に利用できるように様々な工夫を凝らし、カードをかざした事が分かりやすくなるように、入退室音を再生する際にタイムラグを無くすためマルチプロセス(2つの動作を一緒に行う)を採用。さらに追加要素として、万が一入室履歴のある学生の中で感染者が発生した場合、接触した可能性のある人(同時刻に入室していた人)を列挙するツールを作成しました。


方法が様々ある中、まだ授業で修得していないようなことも自分で調べたり仲間と協力して取り組み、複雑で立派に見えるものよりシンプルなものを1つ最後まで完成させることを目標に開発を進めました。渡邊さんと殿山さんは、ハッカソンへの参加をとても楽しみにしていたと話し、他チームのアイデアもとても刺激になり、今後もこのような機会は積極的に挑戦していきたいと、意欲を見せてくれました。


今回のハッカソンは、オンラインでも仲間と連携してモノづくりをできると証明する取り組みとなりました。各作品のソースコードは公開されており、自由に使用することができます。また、既に実際に運用されている作品もあり、本学メディアコミュニケーションセンターの演習室の入退室管理に使用予定です。


*ハッカソンとは
ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせて造られた造語IT技術者がチームを組み、与えられたテーマに対して、定められた期間にソフトウェアやサービスを開発し、アイデアの斬新さや技術の優秀さなどを競い合うイベント


【関連リンク】
大阪電気通信大学 情報通信工学部
(リンク »)


▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 大阪電気通信大学
法人事務局 広報部 広報課
住所:大阪府寝屋川市初町18-8
TEL:072-824-3325
FAX:072-824-1141
メール:kouhou@osakac.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]