MSC、WAVE BLのプラットフォームを使用して、世界中の顧客のために、新電子船荷証券を導入

MSC Mediterranean Shipping Company

From: 共同通信PRワイヤー

2021-04-28 14:12

AsiaNet 89175

-MSCの顧客は、日々の業務を変更したり中断したりすることなく、船荷証券を電子的に受け取ることができます。

書類要らずの出荷取引は、商業コンテナ出荷のあらゆる側面を、容易かつ速く、より効果的で安全にします。

-海運業界は、eBLに移行することにより、およそ40億ドルを削減することができます。

-電子船荷証券(eBL)は、新型コロナウイルスの間、貨物の流れへの貿易混乱の影響を、軽減するのに役立ちます。 

【ジュネーブ2021年4月28日PR Newswire】コンテナ輸送と物流の世界的なリーダーである、MSC (Mediterranean Shipping Company)は、独自のブロックチェーンプラットフォームWAVE BLのソリューションを使用し、試験段階の成功に続いて、世界中の顧客のために電子船荷証券(eBL)を正式に導入します。 eBLにより、荷主と他の主要なサプライチェーン・ステークホルダーは、日々の業務を変更、または中断することなく、船荷証券の書類を電子的に送受信することができます。

WAVE BLは、分散型台帳技術を使用して貨物出荷予約に関わるすべての当事者が安全で分散化されたネットワークを通じて、発行、転送、承認、書類を管理できるようにするブロックチェーン基盤のシステムです。 ユーザーはnegotiableまたはnon-negotiableのあらゆるオリジナルを発行し、直接暗号化、ピアツーピアの各取引でそれらを交換することができます。また、ユーザーが書類を変更することも可能です。WAVE BLの通信プロトコルは、International Group of Protection & Indemnity Clubsによって承認され、セキュリティとプライバシーにおいて最高の業界標準を満たしています。 

MSCのグローバル最高デジタル情報責任者、André Simhaは以下のようにコメントしています。
「MSCがWAVE BLを選択した理由は、海運および貨物輸送業界が使用している従来の書類による過程を反映した、唯一のソリューションであるからです。従来の方法で利用できるすべての可能性に対して、より速く、より安全なデジタル代替手段を提供します。」

WAVE BLプラットフォームは、輸出業者、輸入業者、貿易業者向けに、2021年を通して無料で使用できます。 ユーザーは、オリジナルの書面を発行するために費用を支払うだけであり、サービスを使用するために、ITインフラに投資したり運用を変更したりする必要はありません。 MSCウェブサイトから簡単に登録できます、www.msc.com/eBL (リンク »)

海運のデジタル化への、長期的な支援

MSCは海運業界におけるデジタルの重要性を長い間認識してきており、業界のデジタル変革のパイオニアとしての一企業でした。デジタルコンテナシッピング協会(DCSA)の創設メンバーとして、MSC はコンテナ輸送における標準化、デジタル化、相互運用性の推進に焦点を当てた多くのイニシアチブに参加してきました。André Simhaは、DCSAの会長でもあります。

eBLソリューションを導入することは、業界全体のデジタル化において重要なステップです。「従来、海運業界は物理的な紙文書にかなり大きく頼ってきました。そして、その中でもBLは国際貿易における最も重要な輸送文書です。」と、André Simhaは述べています。「過去に、eBLソリューションを作ろうとする試みがありましたが、私たちは今海運業界にとって大幅な節約を意味する、大量なeBL採用への道を開くことができるソリューションを導入する立場にあります。」

海運業界で数十億ドルのコスト削減

DCSA リサーチは、50%のeBL採用を2030年までに達成することにより、業界は年間40億ドル以上を削減する可能性があることを示しています。 大幅なコスト削減に加えて、eBLは、サプライチェーンからの「文書輸送」要素の排除を含む、荷送人にさまざまなメリットを提供します。 荷送人は、即座に国境を越えて、オリジナルで交渉可能な電子文書を転送することができます。 このソリューションにより、より高速な文書転送が可能になり、支払いサイクルが短縮されます。 また、電子処理は偽造、詐欺、紛失、または人的ミスの影響をはるかに抑えます。

André Simhaは、「出荷取引から紙の書面を排除することは、商業コンテナ輸送のあらゆる側面をより良く、速く、そしてより効果的で安全かつ環境に優しくすることになります。」とコメントしています。

WAVE BLのCEO兼共同創設者であるGadi Rushin氏は以下のようにコメントしています。

「私たちの初期目標は、最上位の法務、セキュリティ、プライバシー基準を確保しながら、文書のワークフローをデジタル化することによって、世界の取引方法を変えることでした。MSCは、結果として、市場の残りに影響を与え、貿易業界で数十億ドルを削減し、新しい貿易基準を作ることに役立っています。」 

新型コロナウイルスによって、深刻な影響を受けた国の支援

MSCは2019年以来、WAVE BLとeBLソリューションの試験運用を行ってきましたが、新型コロナウイルスはBLのデジタル化をさらに大きく促進しました。「世界的なパンデミックは、多くの場所で人と輸送の流動性を制限しています。さらに世界中のさまざまな港、空港、駅、倉庫で無数のコンテナが足止めされています。なぜなら、これらの商品を目的地で渡すために必要なBLオリジナルの書類を受取人が持っていないのです。」と、André Simhaは説明しています。

ここでeBLは、国境の制限、郵便サービスの中断、および他のパンデミック関連の混乱を関係者が克服できるように昨今のニーズに応えます。荷送人は、BLと他の出荷書類を電子化することによって、従業員が遠隔で働くことを可能にします。

世界的な導入

2019年以降、一部の国で試験的プロジェクトを成功させたMSCは、世界中のすべてのお客様へ向けデジタルソリューションを導入し、広範囲なeBL採用への道を切り開きます。MSCはまた、市場の需要に適合させるため、他のeBLプラットフォームを開拓しています。

「今、私たちはeBLソリューションを幅広い顧客基盤に導入し、より多くのお客様がデジタルBLソリューションの利点から、利益を得ることができるように努めます。私たちはおよそ数年の間にeBLが新しい標準になることを期待しています。」と、André Simhaは述べています。

MSCのeBLの詳細についてはこちら:www.msc.com/eBL (リンク »)

WAVE BLの詳細についてはこちら:www.wavebl.com (リンク »)

MSCについて

MSC(Mediterranean Shipping Company)は、スイスのジュネーブに本社を置き、1970年にGianluigi Aponteによって設立された、非上場の輸送および物流の世界的なリーダーです。世界をリードするコンテナ輸送ラインの一つとして、MSCは、155カ国にわたって、524の支社を持ち、100,000人以上の従業員がいます。世界中にまたがる道路、鉄道、および海上輸送リソースの統合ネットワークへのアクセスにより、弊社は現地の知識を用いたグローバルサービスを提供することに誇りを感じています。MSCの海運ラインは、215以上の貿易ルートを航海し、500以上の港に寄港しています。

より詳しい情報はこちら: www.msc.com (リンク »)

WAVE BLについて

WAVE BLは、電子的にオリジナルの書類を転送するための従来の過程を反映した、ブロックチェーンに基づいた配達業者のデジタル⁠プラットフォームです。私たちのソリューションは、船荷証券と他の独自なデジタル文書を速く、暗号化し、認証して転送することを可能にします。WAVE BLのプラットフォームは、最小規模の輸入業者から最大規模の運送業者や銀行まで、サプライチェーンに沿って、すべてのメンバーのニーズを満たすように設計されています。

より詳しい情報はこちら:www.wavebl.com (リンク »)

ロゴ-  (リンク »)
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(日本語リリース:クライアント提供)

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