今注目を集める、AIに代替されにくい仕事「義肢装具士」とは?究極のカスタムメイドを生む職人を目指す学生の授業をご紹介!~大学では全国で4校、関東で唯一の義肢装具士の受験資格が得られる養成校「人間総合科学大学」~

人間総合科学大学

From: Digital PR Platform

2021-08-24 20:05




世界的祭典が行われ、スポーツ選手の義肢装具を目にする機会も増える中、注目を集めている「義肢装具士」。「義肢装具士」は、“AIに代替されにくい仕事”と言われ、病気や事故で体の一部を失ったり不自由が生じた人、高齢で思うように身体を動かせなくなってしまった人にとって、最適な義手や義足などの義肢、コルセットなどの装具など、オーダーメイドで作るプロフェッショナル。
誰もが自分らしく生きることのできる社会をと、高い技術力と寄り添う『こころ』で究極のカスタムメイドを生み出す「義肢装具士」。そんな義肢装具士を目指す、人間総合科学大学保健医療学部リハビリテーション学科義肢装具学専攻の授業についてご紹介します。





《AIに代替されにくい職業!人生の質を向上させる役割を担う「義肢装具士」》

義肢装具士は厚生労働大臣の免許を受けて義肢装具士の名称を用いて、利用者の身体機能や生活の評価に基づいて最適な義肢・装具を提案・制作し適合を行います。これらは失った手足の代わりだったり、骨折部位を固定するためのものだったりと様々。医学やリハビリテーションの知識だけでなく豊富な工学の知識も必要とされる職業です。
義肢装具士は"AIに代替されにくい仕事"であるといわれ、他の医療専門職にない特徴を持っていることから、20年後も無くならない職業であるともといわれています。



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「患者さんの生活様式や好みに応じて義肢装具を選ぶところまではAIでできますが、義足の場合はソケットのフィッティングや義足部品の調整などが必要であり,AIによる代替は難しいと思います。患者さんそれぞれに聞き取りをして患者さんのニーズに応える必要があるのです。」
(義肢装具学専攻 専攻主任 坂井 一浩教授)

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国家資格である義肢装具士の受験資格が得られる、大学では全国で4校、関東では唯一の義肢装具士養成校である「人間総合科学大学」。義肢装具学専攻の授業では、義肢装具学の基礎的な知識と実践応用能力を修得することができ、必要な資質と能力を身につけ、義肢装具の製作及び身体への適合をはかる人材の養成を目的としています。そして卒業後、国家試験に合格することで義肢装具士の資格を取得することができるのです。



▼卒業後の進路



義肢装具製作会社、義肢装具開発メーカー、福祉用具・機器関連企業、車いす関連企業、整形靴専門店、スポーツに特化した義肢・車いすをを作る、NGOなどに参加して義肢装具の技術を伝える、青年海外協力隊への参加、大学・専門学校で義肢装具士を育てる


▼授業内容例



・義肢装具材料学

義肢装具においては金属、プラスチック、木材、皮革、石膏、繊維などさまざまな材料が使用されます。それぞれの材料の特性や用途方法について学び、より良い義肢装具製作へとつなげていきます。



・制御工学

近年では義肢装具の分野にも電子技術が導入され、電気制御が必要とされるパーツの開発が進んでいます。これらの電子制御のしくみについて学び、これからの義肢装具のあり方を考えます。



・義肢装具応用工作実習

基礎工作実習での基本的な製作方法を理解した上で、より幅広くの材料の加工方法、工具の取り扱い方法などを学びます。応用工作実習では下腿義足(殻構造)を例に挙げ、仕上げまで製作を行います。



・運動学実習

人体の動きを理解するための基礎として、運動学的な捉え方の基礎知識を習得するとともに、その生理学的な制御メカニズムについて学修。学生相互で各種機器を使用し、作業・動作分析および歩行分析などを行い、理解を深めます。



《実際のモデル被験者の方にご協力をいただき生徒が義肢装具を製作》

利用者の身体機能や生活の評価に基づいて最適な義肢・装具を提案・製作し適合することが、義肢装具士のコア業務。義肢装具学専攻では、実際に切断者や下肢に麻痺のある方々にご協力いただき、下腿義足の一連の製作方法を学び、実践的な実習授業を展開しています。



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「毎日の生活で安全に、また、快適にお使いいただける義肢装具を提供するためには、コミュニケーション能力が必要。
切断された方ですと、心理的なショックもある中での対応になるので、心理面での理解が必要になります。ものを作るだけでなく、まず使う人をイメージして日常生活の質を下げないものを提供するロジックを学ばなければなりません。
身につけて使いやすいかなど、ユーザーの方と直接コミュニケーションを取るのが重要です。」
(義肢装具学専攻 専攻主任 坂井 一浩教授)

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義肢装具は「スポーツ用」と「生活用」の2種類に分かれている

アスリートたちの羽ばたく瞬間をサポートする義肢装具士。そんなアスリートたちの使う義肢は、
スポーツ用に該当し、普段使いの生活用とは異なります。
【生活用】
日常生活を送るためのデザインが求められる。例えば義足なら、靴が履けないと外出ができないので、足の形をしたものが必要。またおおよそ2年くらい持つ耐久性も重要。
女性の場合、ヒールを履く方もいるので、義足の高さを調節するなど男性用とは違う点を求められることもある。
【スポーツ用】
靴は履けなくても良いものの、ジャンプしたり、早く走るための反発力を重視したデザインなど、性能の良さが求められる。
義肢装具学専攻では、主に「生活用」の義肢装具を製作する授業を行っています。



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監修:坂井 一浩教授
人間総合科学大学 保健医療学部
リハビリテーション学科 義肢装具学専攻 専攻主任 教授
1987年 国立障害者リハビリテーションセンター・学院 義肢装具学科 卒業。
2003年 国際医療福祉大学・大学院 医療福祉学研究科福祉援助工学分野修士課程 修了。義肢装具士として、養成教育を軸に臨床および国際活動に従事。質の高い専門教育の提供を心がけながら、同時に義肢装具士という仕事の難しさややりがい、可能性や発展性などについても伝えていきたいと考えている。
(リンク »)


▼本件に関する問い合わせ先
人間総合科学大学 広報課
松本
住所:埼玉県さいたま市岩槻区馬込1288
TEL:048-749-6111
FAX:048-749-6110
メール:admin@human.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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