「マンガン過剰で収量低下」のメカニズム解明 イネの生育 オーキシン濃度低下を招き光合成を抑制 -- 摂南大学

摂南大学

From: Digital PR Platform

2022-02-01 14:05




摂南大学(大阪府寝屋川市)農学部農業生産学科の高木大輔助教らの研究グループは、東北大学大学院農学研究科、東京薬科大学との共同研究により、マンガン(Mn)の過剰施肥によって作物の収量を低下させる分子機構を明らかにしました。




【本件のポイント】
● Mnは植物に不可欠な栄養素だが、過剰になると生育低下をもたらす
● 研究グループは、イネにおいてMnが過剰に集積すると植物ホルモンの一種のオーキシンの濃度が低下することを発見
● オーキシンに依存して誘導される葉の発達、生理応答、並びに遺伝子発現がかく乱し、気孔閉鎖と葉の発達変化が、光合成による炭素固定量を低下させ、作物生育の低下を起こすことを分子レベルで解明した


 Mnは植物が生育する上で必要不可欠な栄養素の1つに数えられます。しかし、土壌の酸性化や灌水等の原因によって土壌中における植物が吸収可能な形態のMn量が上昇し、植物が細胞内で必要とされる以上にMnが吸収・集積されると、植物の生育が抑制されることが以前から報告されていました。ところが、生育低下をもたらす具体的な分子機構は明らかにされていませんでした。

 今回、高木助教らは、Mn施肥量を変動させた水耕栽培条件下でイネを生育させることで、当該分子機構=図=を解明しました。根圏のMn濃度の上昇によって植物体内にMnが過剰に集積すると、植物ホルモンの一種オーキシンの濃度が低下。オーキシンに依存して誘導される葉の発達、生理応答、並びに遺伝子発現がかく乱され、気孔閉鎖と葉の発達変化が、光合成による炭素固定量を低下させ、炭素代謝の低下による作物生育の低下を起こすことを見出しました。

 本研究成果は英国の国際学術誌である「Scientific Repots」に掲載されました。
 URL: (リンク »)



▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園 広報室
大野・坂上
住所:大阪府寝屋川市池田中町17-8
TEL:0728005371
メール:sakagami.kyoko@josho.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]