物流ロボット・物流DXに関するアンケート調査:物流ロボット導入を検討中の企業、86.1%が「3年以内」の導入を目指す

ロジザード株式会社

From: PR TIMES

2022-08-10 18:40

クラウド型在庫管理システムのリーディングカンパニーであるロジザード株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:金澤 茂則、以下:ロジザード)は、2022年8月9日に『物流ロボット・物流DXに関するアンケート調査』を公開しましたので、お知らせいたします。

新型コロナウイルス感染症の影響による通販物流の需要拡大、人手不足の解決策として、いよいよ物流ロボットの導入が本格的に進んできました。ただ、まだその一歩を踏み出せないでいる企業様が多いことも事実です。そこで、物流ロボットに関する意識調査、実態調査としまして、2022年にロジザードが開催したセミナーのお申し込み者様、参加者様にアンケート調査を行いました。

※「物流ロボット」がテーマのセミナーのため、前提として物流ロボットに興味関心がある方を対象としたアンケート調査結果です。



[画像1: (リンク ») ]




Summary

・ 物流ロボットの導入を検討している方の9割弱は、3年以内(年内を含む)の導入を目指している
・ 物流ロボットに関する気になる情報は「種類・機能」と「費用」
・ 物流ロボットを導入できない理由として、「コスト」と考えている方は約1割
・ 6割以上が物流ロボットは人間の仕事を奪う可能性がある、と回答
・ 自社の物流DXに関する課題感を説明できるのは約2割


1. 物流ロボットを導入する場合、いつ頃を目指しますか。


[画像2: (リンク ») ]

対象者(1)515名の回答結果です。
「物流ロボットを導入する場合、いつ頃を目指しますか。」という質問に対して、42.9%が「わからない」と回答、続いて「3年以内」が21.7%、「物流事業がないため、導入することがない」が16.7%、「年内」が5.8%、「5年以内」が3.5%、「10年以内」が1.0%、という結果でした。
まだまだ、「わからない」を選択している方が多く、導入する場合でも「年内」を選択する方が少ないため、導入することを決めかねている方が多いことは確かです。しかし、導入を前向きに検討していらっしゃる方は、「5年以内」、「10年以内」ではなく、「3年以内」が一番多い結果となっていることに導入の現実感が増していると考えます。物流ロボットの導入を検討している方の86.1%は、3年以内(年内を含む)の導入を目指していると言えます。
また、この「3年以内」と答えた方は、具体的にミッションを持つ担当者の方だと思います。1~2年、情報収集や物流ロボットの導入倉庫への倉庫見学などを通し、ロボットの選定に入るのではないでしょうか。


2. 物流ロボットについて気になっている情報は何ですか。(複数選択可能)


[画像3: (リンク ») ]

対象者(1)515名の回答結果です。
「物流ロボットについて気になっている情報は何ですか。」という質問に対し、全体の60.1%が「種類・機能」、56.3%が「費用」を選択しています。この2つは情報収集段階の方が多く選択する項目かと思いますので、物流ロボットについてまだまだ不明なことが多く、問い合わせまでは至っていない、導入について不安がある状態だと考えます。
残りの3つは導入を具体的に検討した方が気になる情報だと思います。全体の38.4%が「導入前の障壁」、30.0%が「導入時の環境設備」、29.7%が「導入時、導入後のサポート体制」を選択しています。

費用への関心が強いという結果について、不明点が多い中でROI(Return On Investment、投資収益率、投資利益率)へのコミットに自信が持てない、ということだと考えます。現在の物流現場で、すでに人海戦術でなんとか回ってしまっているため、いきなり「物流ロボットの導入」となると飛躍してしまい腹に落ちないのかもしれません。

株式会社ギークプラス様が展開するロボット教習所「DOJO」のような、疑似経験をできるサービスで、まずは自社の倉庫と物流ロボットがマッチするのか試してみることをおすすめします。また、プラスオートメーション株式会社様が提供するRaaS、物流ロボットのレンタルモデルが一般的となる将来をロジザードは想定しています。

少々話はそれますが、WMS(倉庫管理システム)の提供に伴い、HT(ハンディターミナル)のレンタルサービスを初めて開始したのがロジザードであることをご存知でしょうか。ロジザードの経験ですが、HTレンタルが当たり前になったのは2つの要素がうまくマッチしたからです。EC物流が勃興して、検品業務の重要度が極端に上がり、バーコードソリューションがウォンツになったこと、その当時購入するには高すぎたデバイスをレンタルで提供しリスクを軽減したことにあると考えます。
将来、物流は人手不足とコストアップにあえぐことになることがベースになって、物流ロボットがウォンツへ変化する、あとは、「投資」でなく「利用」というモデルが一般化すれば広まると思っています。


3. 物流ロボットのコストに対する意識を教えてください。


[画像4: (リンク ») ]

対象者(2)(自由回答)174名の回答結果です。
「物流ロボットのコストに対する意識を教えてください。」という質問に対し、69.0%が「中長期でコストをどのように考えればいいのかがわかれば、導入を検討する企業が増えると思う」と回答しました。続いて、13.8%が「短期的なコストに目を奪われてはいけないと思う」、10.9%が「やはりコストが気になって導入に踏み切れないと思う」を選択しています。

上記の結果から、約7割の方が、会社や上長を納得させるコストシミュレーションがあれば検討に値することがわかります。ただし、ノンアセット型の3PL事業者様にとって、「中長期」のコストへの考え方は検討に詰まるかもしれません。ノンアセット型は輸送手段や倉庫などの資産を保有せずに業務を遂行するため、現在の倉庫を長期的に借りる予定であるか、借りているものは返す必要があり、その際に原状回復工事が必要となるとまたハードルが上がります。運送会社様であれば車両をリースであれ、アセットに投資しないと始まらない仕事ですので、物流ロボットについても理解し易いかと思います。


4. 『物流ロボットは人間の仕事を奪うのではないのか』という懸念がありますか。


[画像5: (リンク ») ]

対象者(2)(自由回答)206名の回答結果です。
「『物流ロボットは人間の仕事を奪うのではないのか』という懸念がありますか。」という質問に対し、42.7%が「奪う可能性はあるが、失業の上昇にはつながらない」、31.6%が「そうは思わない」、22.8%が「そう思う」を選択しています。

(当時のセミナーの内容から少々誘導的な回答例だと思いますが、)そう思うという人の懸念は自分自身が不要になるのではという不安があるのかもしれません。物流ロボットの導入について、会社全体で理解を導くとすると、「仕事を奪われるかも」という意識は抵抗勢力となりえます。実際に、国内での物流ロボット導入のイノベーター(新しい商品やサービスなどを最も早い段階で受け入れ、受容する層)である3PL事業者様でも、最初はそういう雰囲気を揉むのに苦労した、とお話していました。そこで、社内で物流ロボットを導入する目的、「働く皆さんの負荷を減らし、適材適所を叶えるための物流ロボット導入であること」をじっくりと話したそうです。


5. 自社の物流DXに関する課題感を説明できますか。


[画像6: (リンク ») ]

対象者(2)(自由回答)171名の回答結果です。
物流ロボットの導入を推進する企業様によっては、物流DXの実現を最終的な目的に置いていることもあると思います。そこで、「自社の物流DXに関する課題感を説明できますか。」という質問をしたところ、46.8%が「課題感がわからない・整理できていない」、30.4%が「説明できる」、22.8%が「説明できない」と回答しました。

全体の約8割の方が物流DXの課題感をまだ認識できていないようです。そもそも、物流DXに対する掴みどころがまだ無いのかもしれません。物流DXにつきましては、物流コンサルタントの株式会社LiNKTH(リンクス)代表取締役小橋 重信様にお話をお伺いしたコラムがありますので、ぜひこちらをご覧くださいませ。

コラム「物流DXとは?急務となった背景とWMSのデータ活用」
(リンク »)


最後に

約半数の方が物流ロボットの導入を10年以内に検討している、という結果となりました。ロジザードは、AGVやAMRに早くから着目しており、2019年より物流ロボットをテーマにしたセミナーを開催、クラウドWMS「ロジザードZERO」と物流ロボットとの連携を強化しています。物流ロボットの導入にWMSは欠かせません。そしてWMSと物流ロボットの連携に関するご相談といえばロジザードです。誰もが物流ロボットを活用できるようにすること、これがロジザードの提供する付加価値だと考えています。お問い合わせお待ちしております。

お問い合わせはこちら: (リンク »)

ロジザードでは、3PL事業者様向けに物流ロボットに関する情報発信を積極的に行っています。
物流ロボットについて詳しく知りたい方は、こちらの資料をご覧ください。

資料「物流ロボットの種類と活用するメリット・課題」
(リンク »)

資料「現場に合う物流ロボットとは?AGV・AMR導入のポイントを解説」
(リンク »)


調査概要

調査期間:2022年4月5日(火)~2022年5月24日(火)
調査方法:オンラインによるアンケート調査
対象者(1):「ロジザード物流ロボットセミナー2022」にお申し込みされた515名
対象者(2):「ロジザード物流ロボットセミナー2022」に参加された方の内、171~206名


ロジザード株式会社

クラウド在庫管理システムのリーディングカンパニー。「物流×在庫×IT」で現場改善に貢献します。
クラウドWMS「ロジザードZERO」と連携した店舗管理システム「ロジザードZERO-STORE」、オムニチャネル支援ツール「ロジザードOCE(オムニチャネルエンジン)」を提供開始、EC・店舗等様々な物流現場でのご提案が可能となりました。

名 称 : ロジザード株式会社(証券コード:4391)
代表者 : 金澤 茂則
所在地 : 東京都中央区日本橋人形町三丁目3番6号
設 立 : 2001年7月16日
事業内容 :
SaaS(クラウドサービス)事業
情報システムの開発及び販売
物流業務・小売業務コンサルティング
U R L : (リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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