2023年2月24日、Christine Barry
Secure Access Service Edge(SASE)の誕生は、数年前にさかのぼります。業界最大手のITアドバイザリー会社ガートナーによる2019年の造語で、デジタルトランスフォーメーション(DX)における新しいユースケースと購買パターンの観察から生まれました。ビジネスワークフローやネットワーク設計の長期的な動向を見ている人ならば、SASE コンセプトを取り入れる企業が増えていると聞いても驚かないでしょう。
かつて、遠隔地の支社と本社を結ぶために使われたハブ&スポークの広域ネットワーク(WAN)トポロジーを覚えているでしょうか。支社の従業員は、ネットワーク認証やファイルの集中保管など、ネットワークサービスのためにメインオフィスのサーバーを利用していました。Microsoft 365 のような SaaS (Software-as-a-Service) アプリケーションが登場する以前は、会社全体をサポートする電子メールサーバーは、一般的に 1 カ所にしか置かれていませんでした。ディレクトリサービスやセキュリティポリシーも、一元管理されていました。企業は、オフィス間の専用接続のために高価な回線をリースしていました。支社から本社へのトラフィックを専用線でバックホールすることは、遠隔地の従業員が必要なアクセスを確保するための方法として認められていました。
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