半導体製造装置の市場規模、2028年に1498億米ドル到達予測

株式会社グローバルインフォメーション

2023-06-19 09:00

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「半導体製造装置の世界市場:フロンドエンド装置別、バックエンド装置別、ファブ施設装置別(オートメーション、化学制御、ガス制御)、製品タイプ別、次元別、サプライチェーン参入企業別、地域別 - 2028年までの予測」(MarketsandMarkets)の販売を6月16日より開始いたしました。
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半導体製造装置の市場規模は、2023年の912億米ドルからCAGR10.4%で成長し、2028年には1498億米ドルに達すると予測されています。半導体製造装置市場の成長を促す主な要因としては、半導体製造設備の需要の増加、電気自動車やハイブリッド車における半導体部品の必要性などが挙げられます。



ウェーハテスト/ICテスト分野が最も高いCAGRで成長

ウェーハテスト/ICテスト分野は、今後、最も高いCAGRで成長することが予測されます。この成長は、ICの精度の必要性に起因しています。ICは複数の機能を搭載する必要があり、複雑な回路は精度を出すために適切なテスト機器を必要とします。ウェーハテスト装置は、半導体製造プロセスのさまざまな時点で、電子デバイスの機能や性能をテストするために不可欠です。新しい技術開発に伴い、設計の複雑さや新製品の開発が増加しています。

メモリー分野が最大のシェアを占める

2022年、メモリーは半導体製造装置市場で最大シェアを占めました。リモートワークや教育部門がノートパソコンの需要を喚起し、2021年にダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)業界をより高みへと押し上げました。データ維持に電力を必要としない不揮発性ストレージであるNANDフラッシュストレージを使用したソリッドステートドライブ(SSD)は、自動車やデータセンター分野で使用されています。ノートパソコンなどのモバイル機器では、SSDが業界標準となっています。自動車分野を中心に、電気自動車や自律走行車などのトレンドに後押しされ、メモリーICの使用増加が予想されます。

アジア太平洋地域が最も高いCAGRを占める

アジア太平洋地域の半導体製造装置市場は、日本、中国、韓国における技術採用の増加により、今後数年間で大きな成長を遂げることが予測されます。中国と日本は、この地域の経済大国です。また、インドのような発展途上国でも、デジタル化が急速に進んでいます。さらに、インドは、スマートフォンやタブレットの利用率が非常に高く、インド・ブランド・エクイティ財団(IBEF)によると、2021年のインドにおけるスマートフォン出荷額は1億7300万米ドルとなり、2020年から14%増加したことが報告されています。

半導体製造装置市場の主要プレーヤーは、Applied Materials, Inc.(米国)、ASML(オランダ)、東京エレクトロン株式会社(日本)、Lam Research Corporation(米国)、KLA Corporation(米国)等です。




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