6月30日は2018年4月に国連総会で制定された「議会制度の国際デー」です。1889年6月30日に国際組織「列国議会同盟」が設立されたことに由来して制定された国際デーのひとつであり、健全な民主主義を育む礎となる議会を祝う日です。
株式会社東和エンジニアリングでは、1975年(昭和50)2月に東京都内の議場に初めて音響システムを導入し高い評価を得たことにより、その後、続々と全国の自治体・中央官庁の議場や委員会室にシステムを納入し始めました。
1975年当時の議場音響システムは、議長席や演壇席といった限られた席にのみマイクを設置し、壁に設置したスピーカーで議場全体に音を届ける仕組みが主流であり、座席によっては音が聞きづらいなどの課題もありました。また、発言においては議員が演壇席へ移動するため、効率が良いとは言えない状況でした。
そこで、当社では議員席・執行部席に1台ずつ分散拡声方式スピーカー・マイクを設置することで、各席においてハウリングのない明瞭な音が聞こえ、かつ移動のない発言を可能にしました。現在は議員席・執行部席に分散拡声方式のスピーカー・マイクの常設が多くみられますが、当時においては先進のシステムとして全国の自治体だけでなく、参議院や大蔵省(現:財務省)、運輸省(現:国土交通省)などの中央官庁でもシステムを採用されました。
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1975年当時「参議院委員会室 様」 PHILIPS(現:BOSCH)の分散拡声方式の会議システムを設置
その後も簡単操作による館内への議会中継の放映、長時間にわたっても途切れさせない議事内容の長時間録音システム、電子採決システム、ネットワーク型議員登退庁表示システムなど、常に先進の議会運営システムの構築を続けてきました。
近年では、議場内システム操作のタッチパネル化、パソコンの普及に伴う資料提示用プロジェクターや大型ディスプレイの導入、Web会議システムを利用したオンライン議会環境の構築に加え、議場のさらなる活用ということでコンサートや講演などのイベントも開催できる多目的型の議場づくりといった提案も含めて、最適な議場づくりをサポートしています。
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2019年「渋谷区議会 様」映像や資料表示を効果的に行うために、正面に80インチ2台、側面に70インチ1台の大型ディスプレイを設置
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2020年「北海道議会様」当社オリジナルソリューション「議場運営システムNeo」により誰でも活用できるよう操作や機能を統一
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40年以上の経験を持つ社員は、「昔は、“議場は神聖な場”と言われ、映像システムの導入を拒まれることも多かった。しかし、当社は常に先進の技術をもって利用者の想定を超える議場システムを提供し続けました。開かれた議会や議会運営の効率化が求められる前から、システム化で課題を解決してきました。」と話す。これからも東和エンジニアリングは最適な議場づくりのサポートを通して、豊かな社会づくりに貢献してまいります。
東和エンジニアリングは、1952年の創業より全国の学校・企業・官公庁に音響・映像、ICTシステムを中心としたコミュニケーション環境を構築してまいりました。近年では、新しい学び方や働き方に対応した、遠隔授業・遠隔会議、バーチャル株主総会など社会状況に合わせたソリューションのご提供にご好評をいただいています。また、納入後のソリューションを最大限に活用いただけるよう保守・運用支援を含めて万全の体制でサポートしています。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社 東和エンジニアリング
電話:03-5833-8310
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