データセンター建設の市場規模、2028年に3646億7000万米ドル到達見込み

株式会社グローバルインフォメーション

2024-03-01 09:00

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:樋口荘祐、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「データセンター建設の世界市場レポート 2024年」(The Business Research Company)の販売を2月29日より開始いたしました。
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データセンター建設は、運用環境の要件と建築基準を満たすように設計されたデータセンター施設を確立するための一連の重要な手順を包含しています。データセンター建設は、データ処理、保存、通信に必要なコンピューティングシステム、ストレージデバイス、その他の重要なコンポーネントを収容できるスペースの計画と建設を含みます。

データセンター建設には、主に小規模データセンター、中規模データセンター、大規模データセンターがあります。小規模データセンターとは、計算床面積が5,000平方フィート未満のサーバー保管スペース、部屋、地域情報センターを指します。これらのデータセンターは、電気インフラ、ネットワークインフラなどの主要なインフラコンポーネントを備え、配電や冷却システムを完備しています。データセンターは、銀行、金融サービス、保険(BFSI)、エネルギー、政府、医療、製造、IT、通信など、さまざまな分野で利用されています。

データセンター構築の市場規模は近年力強く成長しています。2023年の2504億米ドルからCAGR7.9%で成長し、2024年には2700億7000万米ドルに達する見込みです。この期間の成長は、データストレージとデータ処理の需要増加、デジタルインフラへの投資増加、グローバル化、コロケーションデータセンターの需要に起因しています。

データセンター建設の市場規模は、今後数年間で力強い成長が見込まれます。2028年にはCAGR7.8%で3646億7000万米ドルに達する見込みです。この成長は、デジタル経済の成長、グローバルデータセンターの拡大、クラウドコンピューティングへのシフト、エッジデータセンターの需要拡大、5Gの展開に起因しています。今後の主なトレンドは、持続可能性とグリーン設計、モジュール型データセンター、セキュリティとコンプライアンス、データセンター・アズ・ア・サービスなどが挙げられます。

クラウドコンピューティングにおけるデータ利用の増加は、当面のデータセンター建設市場拡大の大きな原動力になることが予測されます。ここでいうデータ利用とは、デバイスとの間で転送されるデータ量のことで、データの保存と処理に対する需要の高まりは、データセンター施設の増設を必要とします。例えば、米国法曹協会が2022年11月に実施したリーガル・テクノロジー調査では、クラウドデータの利用が全体的に大幅に増加し、2021年の60%から2022年には70%に上昇したことが報告されています。さらに、単独でのクラウド利用者は1年以内に52%から84%に増加しました。これは、データ需要の高まりがデータセンター建設市場の成長を促進する主な要因であることを裏付けています。




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