ナトリウムイオン電池の市場規模、2028年にCAGR16.9%で14億9000万米ドル到達見込み

株式会社グローバルインフォメーション

2024-05-17 09:00

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:樋口荘祐、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「ナトリウムイオン電池の世界市場レポート 2024年」(The Business Research Company)の販売を5月16日より開始いたしました。
【 当レポートの詳細目次 】
(リンク »)

ナトリウムイオン電池(SIB)は、リチウムイオン電池(LIB)と同様にナトリウムイオンを充電キャリアとして利用する二次電池で、挿入イオンとしてリチウムの代わりにナトリウムが使用されています。この電池は、環境に優しく、安全性が高く、低温条件下でも有効に機能するため、特定の用途においてリチウムイオン電池に代わる有望な電池となります。

ナトリウムイオン電池の主な種類には、ナトリウム-硫黄電池、ナトリウム-塩電池(ゼブラ電池)、ナトリウム-酸素(ナトリウム-空気)電池などがあります。ナトリウム-硫黄(NaS)電池は、活物質としてナトリウム(Na)と硫黄(S)を使用する特定のタイプの高温二次電池です。これらの電池は、エネルギー貯蔵やグリッド統合、電気自動車(EV)、住宅用エネルギー貯蔵、緊急バックアップ、無停電電源装置(UPS)など、さまざまな用途のために水系と非水系の両方の技術を利用しています。

ナトリウムイオン電池の市場規模は近年急成長しています。2023年の6億7000万米ドルからCAGR18.8%で成長し、2024年には8億米ドルに達する見込みです。この間に観察された成長は、エネルギー貯蔵需要の増加、資源の利用可能性とコストに関連する考慮事項、環境問題、再生可能エネルギーへのナトリウムイオン電池の応用、グリッドレベルの貯蔵の可能性などの要因に起因しています。

ナトリウムイオン電池の市場規模は、今後数年で急成長が見込まれます。2028年にはCAGR16.9%で14億9000万米ドルに達する見込みです。予測される成長は、生産設備の拡大、電気自動車(EV)へのナトリウムイオン電池の導入拡大、再生可能エネルギーシステムとの統合、持続可能なエネルギー貯蔵ソリューションに対する需要の増加、継続的な研究開発投資、支援的な規制措置やインセンティブなどによるものです。今後の主な動向には、エネルギー貯蔵ソリューションの需要拡大、技術の進歩、電極材料の進歩、材料の革新、エネルギー密度の向上などが含まれます。

電気自動車(EV)需要の急増は、ナトリウムイオン電池市場の成長を牽引する見通しです。1つ以上の電気モーターと充電式電池を動力源とする電気自動車は、環境の持続可能性に対する懸念、政府のインセンティブ、電池技術の進歩、よりクリーンな交通手段を求める消費者の嗜好の進化により、人気を集めています。ナトリウムイオンバッテリーは、既存の電気自動車の設計に最小限の変更でシームレスに組み込むことができ、リチウムイオン技術からの移行が容易であるため、この傾向を利用することができます。国際エネルギー機関(IEA)は、2022年に燃料電池電気自動車の世界在庫が40%増加し、7万2000台を超えると報告しており、ナトリウムイオン電池市場を推進する上で電気自動車需要の増加が極めて重要な役割を果たすことを裏付けています。




【 無料サンプル 】
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
(リンク »)

【本件に関するお問い合わせ先】
<アジア最大の市場調査レポート販売代理店>
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部
お問い合わせフォーム: (リンク »)
TEL:044-952-0102(9:00-18:00 土日・祝日を除く)
URL: (リンク »)

【会社概要】
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界5カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社200社以上が発行する調査資料約24万点以上をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。

創立:1995年
所在地:215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容:市場調査レポート/年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託、国際会議の代理販売
市場調査レポート/年間契約型情報サービス: (リンク »)
委託調査: (リンク »)
国際会議: (リンク »)

当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました(東証スタンダード市場:4171)。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]