大阪成蹊短期大学(大阪市東淀川区/学長 紺野昇)幼児教育学科 学科主任 紺谷武准教授が、第53回日本彫刻会展覧会(公益社団法人 日本彫刻会主催)で、全出陳作品数240点の中から最も優れた作品に授与される「西望賞」を受賞しました。 紺谷准教授は本学の幼児教育学科において、こどもの情操教育を目的とした造形活動などの授業を担当しながら、作家としての活動も行っています。
【本件のポイント】
・日本彫刻会は国内最大規模の彫刻公募団体です。西望賞は、故 北村西望 日本彫刻会名誉会長より寄贈された基金により創設され、日本彫刻会展覧会における全出陳作品の中で、最も優れた作品に授与されます。
・紺谷准教授は、2011年 第43回日展と、2016年 改組新第3回日展で特選を受賞しており、その優れた創作活動を元に学生への指導を行っています。
【作品紹介】
シェイクスピアのマクベスという話に登場する魔女の一人をモチーフに制作しました。魔女が雲霧立ち込める戦場で、マクベスの狂った野心に火をともすきっかけになる予言を伝えるシーンを切り取りました。今日、人の心を惑わす言葉が世にあふれているのではないでしょうか。魔女は姿を変え私たちの周りに潜んでいるようにも思います。
【紺谷准教授のコメント】
北村西望(代表作は長崎の平和祈念像。文化勲章・紺綬褒章受章者)という彫刻家がいました。とても力強い造形が魅力的で、自分が学生だった時にあこがれた彫刻家です。今回その彫刻家の名がついた賞を受賞できたことに心より喜んでいます。構想から試作まで10か月ほど、あとは2か月ほどかけて一気に作り上げました。
【大阪成蹊短期大学 幼児教育学科について】
子どもたちの目線に立ち、子どもたちの個性を伸ばす専門的な知識・技能や、成長を見守る感性を持った保育のスペシャリストを育てます。また、実際に子どもたちと関わる学外実習などを通じて乳幼児のこころとからだの発育について理解を深め、社会が求める「保育士」「幼稚園教諭」「保育教諭」になるための素養を身につけます。
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