株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、農機メーカー大手の株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾 裕一/以下、クボタ)が推進するサブスクリプション事業の管理業務の標準化に向けて、顧客管理、契約、課金・請求、決済をトータルで支援するクラウドサービス「BSSsymphony(ビーエスエスシンフォニー) サブスクリプションプラットフォーム(以下、BSSsymphony)」を導入しました。現在、25,000軒を超える農家が利用している「KSAS(KUBOTA SMART AGRI SYSTEM:ケーサス)」の営農支援システムで活用されています。
クボタは、高齢化や人手不足などの農家が抱える課題解決に向けて、IoTソリューションなどのサブスクリプション事業を中心に農業DXを推進しています。2014年にスタートしたKSASは、農機のデータをスマートフォンやPCで活用することで農業経営の生産性向上を支援するものです。しかし、老朽化し、保守期限切れが迫る既存の契約課金管理システムとは連携できず、請求業務では、別システムからのデータ転記など煩雑な作業が課題でした。そこで、クボタは、今後拡大するサブスクリプション事業の管理の標準化と効率向上をめざし、システムを刷新しました。
BSSsymphonyは、厳しいセキュリティ要件を満たし、多様な課金体系にも柔軟に対応する豊富な実績が評価されました。KSASへの適用においては、クボタ独自の支払いに対応するとともに、システム間を連携し、手入力など煩雑な作業を自動化しました。クボタは今後、他のサービスにもBSSsymphonyを適用していきます。
日立ソリューションズは今後も、社会のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の実現に貢献します。
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■ サービス導入の背景
1890年の創業以来、食料・水・環境に関わる社会課題の解決に取り組むクボタは、長期ビジョンにおいて、食料の生産性・安全性を高めるソリューションなど3分野でのソリューション提供を宣言しており、IoTを活用したDXの取り組みを強化しています。
2014年から提供しているKSASは既存の契約課金管理システムと連携しておらず、申し込みデータの手入力やクボタ独自の請求方法への対応などの手作業が発生し、業務負担が課題でした。契約課金管理システムは、老朽化や保守期限も問題となっていました。
そのような中、クボタではKSASに加え、今後計画されている農業や水環境向けなど、IoTソリューションの一層の拡大やDXの加速、生産性の向上を見据え、多種多様な課金体系に対応できる全社標準の契約課金管理の仕組みへ刷新することになりました。
BSSsymphonyは社会インフラをはじめ、幅広い業種に導入されており、多様な課金体系にプログラムの修正をすることなく、柔軟に対応できるセキュアなクラウドサービスです。今回、クボタが求める厳しいセキュリティ要件や利便性、拡張性といった機能要件を満たすとともに、日立ソリューションズが中長期的に信頼関係を構築できるパートナー企業として評価を受けたことからBSSsymphonyの導入に至りました。
■ 導入効果
1.システム間連携を自動化することで、申込情報の入力作業や確認作業の手間がなくなり、管理業務の生産性向上
2. 複雑な課金体系、課金プランにも標準機能で対応し、開発コストを低減
3. 全社標準の契約課金管理の仕組みを構築し、運用管理コストの低減と新サービスの早期立ち上げを実現
■ お客さまからのコメント
株式会社クボタ グローバルICT本部 DX推進部 伊藤 裕左氏より、コメントをいただいております。
「従来の契約課金管理システムは効率性と拡張性などの課題を抱えていました。農業変革に挑戦していくためには、手作業の排除による効率化、今後発生する新サービス追加へのスムーズな対応が重要となります。今回導入したBSSsymphonyは多様な課金体系に柔軟に対応できる点が当社の目的である業務の効率化に適していると判断しました。また当社の要求事項に対し、どうすれば実現できるのかを速やかに提示してくれる日立ソリューションズのエンジニアにも期待しています。」
■ 「サブスクリプションビジネス支援ソリューション」について
BSSsymphonyをベースとしたサブスクリプションビジネス支援ソリューションでは、サブスクビジネスの立ち上げから運営、継続・拡大していくために必要となるカスタマーサクセスまで支援可能です。
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■ BSSsymphonyについて
BSSsymphonyは、サブスクリプションビジネスに必要な顧客管理、契約、課金・請求、決済をトータルで支援します。通信やエネルギーなどの社会インフラを中心に、製造業、不動産、金融、製薬、小売業など多様な業種で採用されています。
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■ 導入事例紹介のサイト
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■日立ソリューションズの「デジタルソリューション創出プラットフォーム」について
本サービスは、日立ソリューションズのサービス協創基盤「デジタルソリューション創出プラットフォーム」で提供しています。
「デジタルソリューション創出プラットフォーム」は、Broadcom社の「VMware Tanzu(R)」を採用しています。
日立ソリューションズが長年培ってきたリーン開発などのノウハウを生かし、迅速な立ち上げから、カスタマーサクセスを実現する継続的な改善をお客様との協創で進めます。今後もお客様との協創でデジタルビジネスを強力に支援していきます。
■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
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