ウィズセキュア、今秋移転の新社屋にマルウェアミュージアムを開設

~ アートを通じた、サイバーセキュリティをより身近に感じられるための取り組み ~

ウィズセキュア株式会社

2024-07-04 09:30

ウィズセキュアは、同社が今秋移転予定のヘルシンキの新社屋1Fに、11月にミュージアム・オブ・マルウェア・アート (MuMA) を開設することを発表しました。MuMA開設のプロジェクトは魅惑的かつ教育的なアートを用いることで、テクノロジーにおける複雑な問題や抽象的に映りがちなサイバーセキュリティの世界を一般の人々により身近に感じていただくことができるようにするための新しい取り組みとなります。
先進的サイバーセキュリティテクノロジーのプロバイダーであるWithSecure (本社: フィンランド・ヘルシンキ、以下、ウィズセキュア) は、同社が今秋移転予定のヘルシンキの新社屋1Fに、11月にミュージアム・オブ・マルウェア・アート (以下、MuMA) を開設することを発表しました。MuMA開設のプロジェクトは魅惑的かつ教育的なアートを用いることで、テクノロジーにおける複雑な問題や抽象的に映りがちなサイバーセキュリティの世界を一般の人々により身近に感じていただくことができるようにするための新しい取り組みとなります。

多くの人々は、サイバーセキュリティは自分たちの日常生活とはややかけ離れたものと感じています。ウィズセキュアのMuMAは、現実世界のサイバー脅威からインスピレーションを得たアート作品を展示し、技術データをインスピレーションを与える展示物として具象化することで、こうした状況を変えようとしています。セキュリティ業界で広く知られている、ウィズセキュアのChief Research Officer (主席研究員) であるMikko Hyppönen (ミッコ・ヒッポネン) は、MuMA開設において多くのサイバーセキュリティリサーチャー、脅威インテリジェンスのエキスパート、そしてクリエイターたちと協力し、マルウェアをアート化しました。Hyppönenはこのプロジェクトについて、こう語っています。
「サイバーセキュリティは個人ではなく、社会全体が認識して責任を負うべきものです。私たちのゴールは、サイバーセキュリティの認知を向上させ、人々にとって親しみやすいものにすることです。サイバーセキュリティを可視化し、理解しやすくすることで、人々にサイバー犯罪との闘いにおける行動と協力を促すことができると信じています。」

MuMAでの最初の展示物となる『Threatscape』は、本年5月にヘルシンキで開催されたウィズセキュアの年次イベント『SPHERE24』でスニークプレビューされたものであり、実際の脅威データに基づいたインタラクティブな作品です。高度なAI技術を活用したThreatscapeは、来場者がサイバー脅威を視覚的に捉え、マルウェアをキャッチし、これらの脅威がどのように動作するかについてのインサイトを得られるようにしたものです。

ウィズセキュアで脅威インテリジェンス部門の責任者を務めるTim West (ティム・ウェスト) は次のようにコメントしています。
「Threatscapeは単なるアートではなく、セキュリティのための教育ツールです。最先端のテクノロジーとクリエイティブなデザインを融合させ、教育とインスピレーションを与える、エクスペリエンス型の展示物が誕生しました。」

ウィズセキュアでは、史上最も悪名高いウイルスである『ILOVEYOU』の、PC用マウスを使った彫刻を制作します。この彫刻は、マルウェアの人間的要素と心理的影響を強調することを目的とするものです。使用済みのマウスの寄贈をつうじて、これまでの最大のサイバー脅威の1つを表現する作品に貢献することができます。マウスの寄贈をご希望の方は press-jp@withsecure.com までお知らせください。

クリエイティブエージェンシーであるUnited Imaginations社とのコラボレーションにより、MuMAにおける最初の展示物の制作のために、数名の国際的なアーティストを選出しました。このミュージアムの開設は、すべての人にとってサイバーセキュリティを身近で魅力的なものにするというウィズセキュアのミッションにおける重要な一歩となります。

ミュージアム・オブ・マルウェア・アートの詳細については、以下のページ (英語) をご覧ください:
(リンク »)

ウィズセキュアWebサイト:
(リンク »)
ウィズセキュアプレスページ:
(リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

MuMA

用語解説

WithSecure™について
ウィズセキュアは、多くのヨーロッパ企業に選ばれるサイバーセキュリティパートナーです。世界中のITサービスプロバイダー、MSSP、ユーザー企業から、中堅・中小企業を保護するアウトカム(成果)ベースのサイバーセキュリティソリューションにおいて大きな信頼を勝ち取っています。ウィズセキュアはヨーロッパにおけるデータ保護の規制に準拠し、プライバシー、データ主権、コンプライアンスに注力しています。
当社は35年以上の経験を持ち、ユーザー企業の消極的/保守的なサイバーセキュリティ対策から積極的/先進的なアプローチへのパラダイムシフトのサポートのためのポートフォリオを持っています。ウィズセキュアはパートナーとの協力的な成長へのコミットメントに基づく柔軟な商業モデルを提供し、ダイナミックなサイバーセキュリティの世界において両者の成功を保証します。
ウィズセキュアの最先端のポートフォリオの中心となるのは、AIを搭載したテクノロジー、人の専門知識、コ・セキュリティ (共同セキュリティ) サービスをシームレスに統合するElements Cloudです。さらに、エンドポイントおよびクラウドの保護、脅威の検出と対応、エクスポージャー管理にまたがるモジュール式の機能により、中堅・中小企業ユーザーのセキュリティ対策を強固なものとします。
1988年に設立されたウィズセキュアは本社をフィンランド・ヘルシンキに、日本法人であるウィズセキュア株式会社を東京都港区に置いています。また、NASDAQ ヘルシンキに上場しています。詳細は www.withsecure.com をご覧ください。また、X (旧Twitter) アカウント @WithSecure_JP (リンク ») でも情報の発信をおこなっています。

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