世界最大の格闘ゲーム大会「EVO 2024」、『鉄拳8』部門の模様を現地よりレポート。第3弾ダウンロードコンテンツ追加キャラクター「三島平八」の発表、「Tekken World Tour」決勝大会の日本初上陸など、会期中に発表された最新情報もまとめてお届けします。
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「Evolution Championship Series」――通称「EVO」は、世界最大の規模と最長の歴史を持つオープントーナメント(誰でも自由に参加できる勝ち抜き形式の競技会)として知られる、格闘ゲームの世界大会です。本年の「EVO 2024」では、大会史上初めて総参加者数が1万人を超え、8つのメイン種目におけるエントリー数を合計した述べ人数は16,252人となりました。
会場となったラスベガス・コンベンションセンター ウエストホールには、200台以上の対戦台(1台あたり4試合程度が同時進行可能)が設置され、初日の午前中から各部門の予選トーナメントが一斉に進行。また、会場内には協賛企業や、ゲームメーカー、周辺機器メーカー、ファン主宰の個人サークルなどのブースが軒を連ね、多くの来場者が足を運んでいました。
会場レポート&『鉄拳8』最新情報の発表内容
●1日目
『鉄拳8』ブースで最新キャラクター「リディア・ソビエスカ」を一足先にお試しプレー!
『鉄拳8』ブース内の8つの試遊台では、7月26日(金)に一般アクセス解禁を控える「リディア・ソビエスカ」が、一足先に体験プレー可能ということで順番待ちの長蛇の列が形成されることに。また、ブース来場者には、会場限定『鉄拳8』オリジナルソックスを配布しました。
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「Chipotle」インゲームコラボ発表に会場は大盛り上がり!4種のコラボアイテムが登場予定
初日の会場内メインステージにて行った「TEKKEN 8 X Chipotle - SPECIAL EVO PANEL」では、「EVO 2024」のパートナーを務めるメキシコ料理レストランチェーン「Chipotle」と『鉄拳8』のインゲームコラボイベントが開催予定であることを発表しました。
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本ステージでは、『鉄拳』シリーズ チーフプロデューサー/エグゼクティブゲームディレクターを務める原田勝弘(以下、「原田」)と、『鉄拳8』プロデューサーのマイケル・ムレイ(以下、「マイケル」)の2名が登壇し、コラボ告知PVや、ゲーム内に登場する4種のコラボレーションカスタマイズアイテムを公開。観客席からは大きな笑い声や、「オーマイガー!」といった驚きの声が上がりました。
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『鉄拳8』×「Chipotle」コラボイベントの開催期間は、日本時間7月23日(火)~9月3日(火)までとなっています。
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●2日目
「NIKE」コラボ決定!「一八」モデル&「仁」モデルのスニーカーがゲーム内に登場
2日目の『鉄拳8』ブース特設ステージで開催した「TEKKEN TALK LIVE EVO 2024 - SPECIAL COLLAB ANNOUNCEMENT」にて、『鉄拳8』×「NIKE」インゲームコラボの実施を発表しました。
本ステージには、原田、マイケル、『鉄拳8』ゲームディレクター/開発プロデューサーの池田幸平に加え、スペシャルゲストとして「NIKE」シニアデザイナー/グラフィックデザインのJUAN HUERTAさんが登壇。
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2024年秋ごろより開催予定の本コラボでは、「NIKE」が発売するスニーカー「NIKE AIR FOAMPOSITE ONE」の「三島一八」モデル/「風間仁」モデルが、コラボレーションカスタマイズアイテムとしてゲーム内に登場。さらにコラボ期間中は、バトルステージ「URBAN SQUARE」内のサイネージ(看板)も「NIKE」コラボ特別仕様となる予定です。
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さらに、「EVO 2024」の来場者向けに販売される「NIKE AIR FOAMPOSITE ONE」の「三島一八」モデルのリアルスニーカーもお披露目され、ブースに詰めかけた来場者は一時騒然となりました。
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●3日目
『鉄拳』部門の決勝トーナメント開始直前に原田とマイケルが登壇し、以下を発表。
第3弾追加ダウンロードコンテンツキャラクター「三島平八」が今秋ごろ登場!
『鉄拳8』の第3弾追加ダウンロードコンテンツキャラクターとして「三島平八」の登場を発表。実装時期は2024年秋ごろを予定しています。
「三島平八」のティザートレーラー
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前作『鉄拳7』では、壮絶な戦いの末に息子である三島一八に敗れ去った平八。そんな彼がいかにして復活を遂げたかが語られるストーリーの追加チャプターも、平八の参戦と同時期に配信予定の無料大型アップデート内で実装予定です。
発表直後の場内では、ファンの方々が飛び上がって喜んだり、隣の人と抱き合ってお互いの背中を叩き合ったりするような姿も見られました。
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「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」の決勝トーナメントが東京・渋谷で開催決定!
公式大会「TEKKEN World Tour 2024」における決勝大会、「TEKKEN World Tour 2024 Global Finals」の開催日が、2024年12月5日(木)~8日(日)に決定。
最終予選を行う7日(土)と、トップ16決勝トーナメントを行う8日(日)の会場は、日本の東京・渋谷にある「ベルサール渋谷ファースト」を予定していることを発表しました。
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「TEKKEN World Tour(TWT)」とは
2017年から毎年開催されている『鉄拳』シリーズのeスポーツシーンで最も権威のあるトーナメントサーキット。世界各地の対戦格闘ゲームコミュニティが開催するトーナメントを通じて、全世界のプレーヤーがランキングポイントを競い合い、その年の世界最強プレーヤーを決定。2024年シーズンは『鉄拳8』として初の開催。
「EVO 2024」・『鉄拳8』部門トーナメント
総エントリー数約4,650人の頂点に立つのは!? 『鉄拳8』部門の3日間にわたる激闘をお届け!
●1日目
予選トーナメント:1回戦~トップ1,024 日本人選手たちが存在感を放つ!
初日の『鉄拳8』部門では、予選トーナメント1回戦~トップ1,024までが進行。日本から遠く離れたラスベガスの地での開催ということで、総エントリー数に占める日本人選手の割合はわずかながらも、有力日本人選手の多くが順当に初日の予選トーナメントを突破し、2日目へと進出しました。
●2日目
予選トーナメント・トップ1,024~トップ6 海外の強豪選手を相手にしのぎを削る!
大会2日目は、予選トーナメントのトップ1,024~トップ6を実施。1日目終了時点で、すでに総参加者の4分の1が敗退したことになりますが、本日はここから決勝トーナメントへと進出する6名を決める熾烈な戦いが繰り広げられました。
ZETA DIVISION所属のケイスケ選手は、自身の2日目初戦をいきなりステージ(※)で戦うことに。「三島一八」の使い手として世界トップクラスの実力を誇り、直近の大会での大活躍もあって海外ファンからの人気も急上昇中。観客席からは、ケイスケ選手操る一八の一挙手一投足に歓声が上がっていました。
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ステージにて、大観衆の前で試合に臨むケイスケ選手(写真右)。
※通常、「EVO」における予選の試合は会場内各所の対戦台で進行するが、注目選手同士の対決はステージに移動して実施される場合がある。
最終的に、日本人選手の中から3日目の決勝トーナメント進出を決めたのは、ケイスケ選手(ウィナーズ)と、ノビ選手(ルーザーズ)の2名となりました。
●3日目
決勝トーナメント・トップ6 「EVO 2024」チャンピオンはArslan Ash選手!
2日間にわたる予選トーナメントを経て、3日目の決勝トーナメントに進出した選手は、以下の6名に決まりました。
【 ウィナーズトーナメント 】
- ZETA DIVISION|ケイスケ選手(日本)
- Falcons|ATIF選手(パキスタン)
- TM/RB|Arslan Ash選手(パキスタン)
- Dragons|Raef選手(サウジアラビア)
【 ルーザーズトーナメント 】
- TeamYAMASA|ノビ選手(日本)
- KDF|ULSAN選手(韓国)
※“|”の前は所属チーム名、またはスポンサー名。
大会最終日の初戦を飾ったのは、無敗でトップ6に勝ち上がった日本人のケイスケ選手と、パキスタンの強豪プレーヤーATIF選手によるウィナーズ準決勝。ケイスケ選手は惜しくも敗北し、ルーザーズトーナメントからの勝ち上がりに望みをつなぐこととなります。
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左から、ケイスケ選手、ATIF選手。
迎えたルーザーズ準々決勝・第1試合にて、ケイスケ選手は、トップ6に残った唯一の韓国人選手であるULSAN選手との試合で、一進一退の攻防を繰り広げることに。
セットカウント1-1で迎えた第3セットの開幕直前、ULSAN選手はスマホのカメラで会場をパシャリ。唐突な“記念撮影”に会場からは笑いも起き、これで波に乗ったのか試合は一気にULSAN選手のペースに。ケイスケ選手も必死の抵抗を見せますが、一歩及ばず。ULSAN選手の勝利となりました。
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左から、ケイスケ選手、ULSAN選手。
一方、ルーザーズ側から上位進出を目指すノビ選手は、ルーザーズ準々決勝を圧倒的な内容で快勝し、ルーザーズ準決勝ではケイスケ選手を破ったULSAN選手にも勝利。試合後には鋭い眼光を保ったままガッツポーズも見せるなど、好調ぶりがうかがえました。
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左から、ノビ選手、ULSAN選手。
快進撃を見せるノビ選手に、ルーザーズ決勝戦で立ちはだかったのはATIF選手。ここまで好調なノビ選手の出鼻をくじくように、ATIF選手はリズムよく2セットを連取し、試合を優勢に進めます。
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左から、ノビ選手、ATIF選手。
3セット目を前に、大きく息をついたノビ選手。会場からは「Let's go Nobi!」、「Nobi, Please!」との声援を受けます。しかし、ノビ選手をもってしてもATIF選手の猛攻はしのぎきれず、セットカウント0-3でATIF選手の勝利に。この結果3位でフィニッシュとなったノビ選手は、試合後、素晴らしいプレーを見せたATIF選手をハグで祝福しました。
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グランドファイナル(優勝決定戦)に進出したのは、前年度の「EVO 2023」における『鉄拳7』部門の優勝者であり、今回もここまでのトーナメントを無敗で勝ち上がったArslan Ash選手。対するは、彼と同郷のパキスタン人であるATIF選手です。
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試合前にプレーヤーサイド決めの“じゃんけん”をする、Arslan Ash選手(写真左)、ATIF選手(写真右)。
ウィナーズ決勝戦で相まみえた2名の再戦ということで、注目が集まったこの試合。勝負の分かれ目となったのは3セット目。その第2ラウンドにて、お互いに体力ゲージがわずかの状況から、均衡を破って勝負手をねじ込んだArslan Ash選手。そのままセットを取りきり、優勝に王手をかけます。
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左から、ATIF選手、Arslan Ash選手。
その後ATIF選手が、この日初投入となるフェン・ウェイへと使用キャラクターを変更。セットカウントは2-2までもつれ込こんだものの、勝負どころで投げ技を通すなどATIF選手の猛攻を捌ききったArslan Ash選手が見事勝利しました。
かくして、「EVO 2024」・『鉄拳8』部門チャンピオンの座をつかんだArslan Ash選手。エントリー総数約4,650人の頂点に輝くとともに、本家「EVO」における『鉄拳8』部門の初代王者となりました。
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●「EVO 2024」『鉄拳8』部門・決勝トーナメント最終結果
- 優勝 :TM/RB|Arslan Ash選手
- 準優勝 :Falcons|ATIF選手
- 3位 :TeamYAMASA|ノビ選手
- 4位 :KDF|ULSAN選手
- 5位タイ :Dragons|Raef選手
- 5位タイ :ZETA DIVISION|ケイスケ選手
関連情報
『鉄拳8』公式サイト: (リンク »)
『鉄拳』オフィシャルサイト: (リンク »)
『鉄拳8』公式X: (リンク »)
TEKKEN(TM)8 & (C)Bandai Namco Entertainment Inc.
バンダイナムコエンターテインメント提供
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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