はじめに
今回は、2024年に公開された論文「Productive Coverage: Improving the Actionability of Code Coverage」を紹介します。この論文では、テストコードの実行範囲を調べるコードカバレッジツールに、対応を検討した方がよさそうなポイントを自動で指摘する機能を追加した事例が紹介されています。一見すると地味な機能ですが、技術的な仕組みや機能追加による改善効果の調査方法など、技術的な観点から興味を引く内容の論文です。
コードカバレッジツールの役割
Google社内のソフトウェア開発プロセスでは、リポジトリのコードを修正する際は、関連する変更をまとめたCL(チェンジリスト)の単位でレビューが行われます。第42回の記事「Googleのソフトウェア開発におけるコードレビューの役割」で紹介したように、オープンソースのレビューツールであるGerritに類似のツールを用いて、コードの変更部分についてレビュアーと開発者がコメントをやり取りしながら、コードの再修正などを行っていきます。このレビューツールには、ソースコードの内容をチェックするさまざまなツールが組み込まれており、人間のレビュアーからのコメントに加えて、これらのツールの実行結果もあわせて確認できます。
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