【ユビテック】安全見守りサービス「Work Mate」熱中症対策機能を強化

オリックス株式会社

From: Digital PR Platform

2025-05-13 10:10


株式会社ユビテック(本社:東京都港区、社長:大内 雅雄、以下「ユビテック」)は、本日より、工場や工事現場などで働く作業者の安全見守りサービス「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」を強化し、「熱負荷 警戒アラート」機能の提供を開始しますのでお知らせします。

1. 職場における熱中症対策の重要性と本機能の開発について
厚生労働省によると、2020年~2023年に職場で発生した熱中症死亡災害103件のうち、100件は「初期症状の放置・対応の遅れ」が原因でした※1。現場において重篤化に至らせないための適切な対応が必要であることから、厚生労働省は労働安全衛生規則の一部を改正しました※2。今回の法改正により、事業者には「報告体制の整備」、「手順作成」、「関係者への周知」が義務付けられ※3、これらの措置を適切に講じなかった場合、罰則が科される可能性があるなど、職場での熱中症対策の重要性が増しています。

2021年より提供を開始した「Work Mate」の「熱中症予兆検知機能」は、「熱負荷アラート」を発報し、自覚症状が出る前に休憩を促すことで重篤化の対策ができるよう設計されています。一方で、現場作業の状況により、アラート発報後も作業を継続されるケースも見受けられます。

そこで、「熱負荷アラート」発報後に大量の発汗が続く状態など、よりリスクが高まり警戒が必要なタイミングで発報する「熱負荷 警戒アラート」を追加します。この機能により、管理者は離れた場所の作業者にも即座に休憩を取るよう指示することが可能となり、また作業者自身もリスクが高まったことに気づくことができます。

2. 「熱負荷 警戒アラート」の概要
「熱負荷 警戒アラート」は、図1の赤色の領域で発報します。アラート領域は、2024年夏に実施した当社内での実証、および「Work Mate」活用企業のデータ提供に基づき、熱負荷の状態が継続した場合や、短時間の作業でも熱中症発症リスクのあるWBGT値※4で作業継続している場合など、大量の発汗が続く状態や自身でも普段との体調の違いを自覚するタイミングのデータを収集して定義しました。



(リンク »)


図1 : 「熱負荷アラート」領域、「熱負荷 警戒アラート」領域




作業者本人、管理者およびチームメンバーは、警戒アラートの情報をリアルタイムに確認できます。本人が把握することに加えて、管理者の指示やチームメンバーからの声掛けで休憩などの行動変容率が向上します。




(リンク »)




図2:「熱負荷 警戒アラート」画面イメージ、通知イメージ


3. 今後の展開
ユビテックは、今後も作業現場における「Work Mate」のさらなる有効性、機能性向上を目指します。また、「ヒト」にまつわるデータの価値創造を最優先し、AI・データ活用の専門的技術を高め、「危険予知・予防」をコンセプトとしたサービスを展開してまいります。

※1 出典:厚生労働省「職場における熱中症対策について 第174回安全衛生分科会資料」( (リンク ») )
※2 出典:内閣府「令和7年4月15日 官報」( (リンク ») )
※3 出典:厚生労働省「『職場における熱中症対策の強化について』リーフレット」( (リンク ») )
※4 厚生労働省:「職場のあんぜんサイト 暑さ指数(WBGT値)」( (リンク ») )の内容をユビテックで加工

■「Work Mate」のコンセプト


(リンク »)


転倒・転落や各種体調変化のリアルタイム検知に加え、バイタルや活動量データから熱中症予兆や注意力低下などの「危険予知」を行い、労災事故の「未然予防」を目指す





■「Work Mate」の特徴・機能
危険予知:熱中症予兆検知


(リンク »)



実証で得たバイタルデータから熱中症の「予兆」を検知するアルゴリズムをユビテックが独自開発
「熱負荷アラート」「熱負荷 警戒アラート」の2段階で発報
日々のバイタルデータの個人特性をAIが学習することで、検知精度が進化し続けていく
回復状態も検知し、現場での適切な休憩および現場復帰を促す


危険予知:注意力低下検知


(リンク »)



スマートウオッチから取得したパルスと加速度のデータをリアルタイムで分析し、動作に対してパルスが平常時より低い状態が一定時間継続した場合に「注意力低下状態」と判定する
日々のバイタルデータの個人特性をAIが学習することで、検知精度が進化し続けていく
本人と管理者へアラートを発報し、注意喚起や、行動変容を促す


リアルタイム検知(一部抜粋)


(リンク »)



「Work Mate」は、医療機器ではなく、疾病の診断、治療、予防を目的としておりません。

(※ 株式会社ユビテックはオリックスグループです)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]