はじめに
前回に続いて、2024年に公開された論文「Transparent Migration of Datastore to Firestore」を紹介します。この論文では、Cloud DatastoreからFirestoreへのデータマイグレーションについて、その舞台裏の技術が解説されています。今回は、移行プロジェクトを通して得られた知見を紹介します。
プロジェクトを通して得られた知見
Googleでは、これまでも大規模なシステム変更を経験してきましたが、このデータマイグレーションには、固有の特殊性がありました。それは、Cloud Datastoreのユーザーに一切の影響を与えずに実施するという点です。これには、ユーザー側とのスケジュール調整が不要で、プロジェクトの進捗を比較的自由に管理できるというメリットがありますが、逆にいうと、ユーザーに何らかの変更を依頼することはできず、移行前のシステムのすべての機能や挙動を保って移行する必要があることにもなります。既存のユーザーには、移行を通知するメールが送られましたが、それに対する返信はほとんどありませんでした。そのため、特定の機能や挙動に依存するユーザーの有無が不明な場合は、基本的には該当の機能や挙動を変更せずに移行する必要がありました。
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