HIDが「2026年版 セキュリティ産業の現状レポート」を公開。1,500名を超えるセキュリティ・IT担当者、エンドユーザー、当社のパートナーへの調査をまとめた7つの最新トレンドで、セキュリティが新しい段階に進んでいることを明らかにした。
アクセスにおいて物理とデジタルの分離は解消され、ID管理、モバイルクレデンシャル(認証情報)、生体認証、リアルタイム位置情報サービス(RTLS)とRFIDは、もはや個別のツールという位置付けではなく、むしろ、統合された戦略を成すつながった階層であるとの認識が進んでいる。
米国テキサス州オースティン 2026年3月24日 - 信頼の ID ソリューションで世界をリードする HIDはこのたび、「2026年版 セキュリティ産業の現状レポート」を公開し、世界中の企業や組織によるID管理のアプローチの根本的な再編とその取り組みを明らかにしました。1,500名を超えるセキュリティ・IT担当者、エンドユーザー、当社のパートナーの洞察に基づくこの調査からは、セキュリティ責任者は物理およびデジタル環境の統合がさらに進む中、信頼を構築し、保護を強化し、ユーザーの選択を維持したID管理方法に注力していることが示されました。
HID、シニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)のRamesh Songukrishnasamyは「セキュリティ責任者はアクセスとIDインフラを現代化するという圧力にさらされていることは明らかです。しかしながら当社の調査によると、その取り組みと同じ姿勢で、持続的な信頼を築くガバナンス、保護、透明性に注力していることが示されました。2026年に成功する企業や組織は、ステークホルダーに意味のある選択肢を提供し、同時に堅牢なセキュリティを維持できる者でしょう」とコメントしました。
今後の道筋を定める、互いに影響し合う7つの主なトレンド
レポートでは、7つの主なトレンドを特定しました。これらのトレンドは総じて、信頼性・保護・選択がセキュリティ戦略の再編にどのように関わっているかを示しています。
1. 今、戦略計画を支配するのはID管理
回答者のほぼ3/4(73%)がID管理を最優先事項に挙げました。ID管理は本調査において最も多く挙げられたカテゴリーです。企業や組織はスタンドアロンの認証システムから、物理アクセスとデジタルシステムを網羅した統一IDガバナンスへと移行しています。
この変化は、「問題はもはや、IDプラットフォームを統合するかどうかではなく、いかに摩擦を減らし、コンプライアンスを確保し、投資収益率(ROI)を測定可能な方法で行うかである」という市場全体のコンセンサスを反映しています。
2. モバイルクレデンシャル(認証情報):主要顧客層への普及を完了
現在、モバイルクレデンシャル(認証情報)導入を牽引する主な要因はセキュリティの改善(50%)であり、利便性(34%)を超えました。これは企業や組織がモバイルクレデンシャルの持つ保護機能の利点を認識したことによる注目すべき変化です。ハイブリッド型のクレデンシャル運用は依然として標準的で、エンドユーザーの84%がモバイルと物理クレデンシャルの併用を維持していることは、ユーザー側の多様なニーズと運用側のニーズの両立には当面の間は柔軟な運用が求められていることを示しています。
3. 生体認証は、MFA(多要素認証)を超えてアクセス制御の核心部に広がる
生体認証技術はさらに注目を集め続けており(回答者の45%が生体認証技術を戦略的事項と認識)、最も多く使われる方法は指紋認証(71%)と顔認証(50%)です。しかしながら、倫理的および個人情報保護上の懸念は昨年調査の31%から67%と2倍に増えており、 これに応えるための企業や組織は対策を進め、実装における透明性とコンプライアンス遵守を強化しています。
4. リアルタイム位置情報システム(RTLS)が主流の用途に移行
RTLSの採用は、特に医療、製造、物流分野で拡大し続けています。エンドユーザーの約42%がRTLSを戦略的優先事項に挙げ、40%が積極的に展開していると回答しました。しかしながら障壁は依然として存在し、進展を遅らせる要因としてコスト(33%)、個人情報保護に関する懸念(29%)、統合の複雑さ(29%)が挙げられました。当社パートナーの38%は、顧客のRTLSの機能に対する理解が不十分と指摘しており、大きな教育ニーズの存在を示しています。
5. 物理IDとデジタルIDの統合が加速
統一IDソリューションが主流へと移行中で、企業や組織の75%が導入済み(29%)もしくは積極的に評価中(46%)と回答しました。単一のクレデンシャル(認証情報)で建物、ネットワーク、アプリケーションを網羅する仕組みは、効率化とセキュリティ強化に寄与するものの、根強い障壁として、予算制約(51%)、複雑さ(37%)と専門知識とのギャップ(34%)が依然として残っています。
6. RFID導入は安定成長が継続
今やRFIDはインフラであり、もはやイノベーションではありません。RFIDの導入は安定成長が続いており、回答者の54%が資産追跡、在庫管理や商品ロス防止で積極的に利用していると回答しました。かつてはニッチな技術と思われていたRFIDは、今は資産の可視性、在庫管理と業務スマート化の核を成すインフラとして認知されています。セキュリティ責任者は、RFIDの主な利点として追跡のスピード化(62%)、可視性の向上(41%)を挙げています。
7. 投資パターンは統合プラットフォームへ決定的に変化
特定の箇所や場所を対象にしたソリューションの時代は終わりつつあります。企業や組織は、複雑化が増す環境で可視性、効率性とレジリエンスを向上させるため、単独のソリューションよりも統合型のIDおよびセキュリティプラットフォームを優先しています。しかし、依然として統合の複雑さが主な障壁(IDシステムでは52%、物理とデジタルの統合では37%)として残っています。
倫理的および個人情報保護に関する懸念が調査史上最高値に
個々の技術トレンドのほか、今回のレポートは総体的に2026年を象徴する重要な懸念を浮き彫りにしました。それは、倫理的配慮と個人情報保護に対する懸念で、当社調査史上最高値となりました。生体認証に関しては、エンドユーザーの67%が倫理的および個人情報保護への影響に対して高いまたは中程度の懸念を表しました。位置追跡やID統合プラットフォームに関しては、企業や組織は保護機能のさらなる強化と個人の権利との間にある緊張に配慮しながら施策を進めています。多くの回答者は、これらの懸念に対応するための方針、ガバナンスの枠組みと技術管理を積極的に策定していると答えていることは、セキュリティ判断の成熟度が高まっていることを示しています。
2026年版レポートの大きな特徴は、データの深さと多様性が増したことです。回答は、医療、教育、政府、金融、製造、重要インフラなど幅広い業界を反映し、エンドユーザーとセキュリティシステムの設計・実装・支援を行うパートナー双方の視点が盛り込まれています。このような二方向の視点を介して、戦略と実践において整合している箇所ならびにギャップが残る箇所に関する洞察を得ることができました。
それらをまとめたこのレポートでは、企業が実際運用上の制約の中、どのように意思決定をしているかを明らかにしています。特にセキュリティやIT責任者の方々には、投資の優先順位、リスク対策、そしてIDを信頼の中心に据える未来への備えに関する業界の全体図の把握にお役立ていただける内容です。
「2026年版 セキュリティ産業の現状レポート」の全文 (英語)は、以下のリンクからご覧いただけます。
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HID について
HIDは世界中の人々、場所、そしてモノの信頼あるセキュリティ認証を支えています。HIDの技術は安全な取引、業務の生産性や、自由な旅行を可能にします。HID の信頼あるセキュリティ認証ソリューションは、人による物理的およびデジタルな場所への便利なアクセス、デジタルで識別、検証、追跡な可能なモノとモノをつなぎます。世界中で数十億のモノがHIDのテクノロジーでつながり、HIDの製品とサービスは数百万人の日々の暮らしの中で使われています。HIDの製品とサービスは、政府機関、教育機関、病院、金融機関、一般企業ならびに数々の先進的な企業で導入されています。
テキサス州オースティンに本社を置くHID Globalは、世界各地に4,500人以上の従業員を擁し、各国の拠点を通じて100カ国以上に製品とサービスをお届けしています。HID GlobalはASSA ABLOYグループのブランドです。詳しくは、日本語ウェブサイト www.hidglobal.com/ja をご覧ください。
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HID、シニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)のRamesh Songukrishnasamyは「セキュリティ責任者はアクセスとIDインフラを現代化するという圧力にさらされていることは明らかです。しかしながら当社の調査によると、その取り組みと同じ姿勢で、持続的な信頼を築くガバナンス、保護、透明性に注力していることが示されました。2026年に成功する企業や組織は、ステークホルダーに意味のある選択肢を提供し、同時に堅牢なセキュリティを維持できる者でしょう」とコメントしました。
今後の道筋を定める、互いに影響し合う7つの主なトレンド
レポートでは、7つの主なトレンドを特定しました。これらのトレンドは総じて、信頼性・保護・選択がセキュリティ戦略の再編にどのように関わっているかを示しています。
1. 今、戦略計画を支配するのはID管理
回答者のほぼ3/4(73%)がID管理を最優先事項に挙げました。ID管理は本調査において最も多く挙げられたカテゴリーです。企業や組織はスタンドアロンの認証システムから、物理アクセスとデジタルシステムを網羅した統一IDガバナンスへと移行しています。
この変化は、「問題はもはや、IDプラットフォームを統合するかどうかではなく、いかに摩擦を減らし、コンプライアンスを確保し、投資収益率(ROI)を測定可能な方法で行うかである」という市場全体のコンセンサスを反映しています。
2. モバイルクレデンシャル(認証情報):主要顧客層への普及を完了
現在、モバイルクレデンシャル(認証情報)導入を牽引する主な要因はセキュリティの改善(50%)であり、利便性(34%)を超えました。これは企業や組織がモバイルクレデンシャルの持つ保護機能の利点を認識したことによる注目すべき変化です。ハイブリッド型のクレデンシャル運用は依然として標準的で、エンドユーザーの84%がモバイルと物理クレデンシャルの併用を維持していることは、ユーザー側の多様なニーズと運用側のニーズの両立には当面の間は柔軟な運用が求められていることを示しています。
3. 生体認証は、MFA(多要素認証)を超えてアクセス制御の核心部に広がる
生体認証技術はさらに注目を集め続けており(回答者の45%が生体認証技術を戦略的事項と認識)、最も多く使われる方法は指紋認証(71%)と顔認証(50%)です。しかしながら、倫理的および個人情報保護上の懸念は昨年調査の31%から67%と2倍に増えており、 これに応えるための企業や組織は対策を進め、実装における透明性とコンプライアンス遵守を強化しています。
4. リアルタイム位置情報システム(RTLS)が主流の用途に移行
RTLSの採用は、特に医療、製造、物流分野で拡大し続けています。エンドユーザーの約42%がRTLSを戦略的優先事項に挙げ、40%が積極的に展開していると回答しました。しかしながら障壁は依然として存在し、進展を遅らせる要因としてコスト(33%)、個人情報保護に関する懸念(29%)、統合の複雑さ(29%)が挙げられました。当社パートナーの38%は、顧客のRTLSの機能に対する理解が不十分と指摘しており、大きな教育ニーズの存在を示しています。
5. 物理IDとデジタルIDの統合が加速
統一IDソリューションが主流へと移行中で、企業や組織の75%が導入済み(29%)もしくは積極的に評価中(46%)と回答しました。単一のクレデンシャル(認証情報)で建物、ネットワーク、アプリケーションを網羅する仕組みは、効率化とセキュリティ強化に寄与するものの、根強い障壁として、予算制約(51%)、複雑さ(37%)と専門知識とのギャップ(34%)が依然として残っています。
6. RFID導入は安定成長が継続
今やRFIDはインフラであり、もはやイノベーションではありません。RFIDの導入は安定成長が続いており、回答者の54%が資産追跡、在庫管理や商品ロス防止で積極的に利用していると回答しました。かつてはニッチな技術と思われていたRFIDは、今は資産の可視性、在庫管理と業務スマート化の核を成すインフラとして認知されています。セキュリティ責任者は、RFIDの主な利点として追跡のスピード化(62%)、可視性の向上(41%)を挙げています。
7. 投資パターンは統合プラットフォームへ決定的に変化
特定の箇所や場所を対象にしたソリューションの時代は終わりつつあります。企業や組織は、複雑化が増す環境で可視性、効率性とレジリエンスを向上させるため、単独のソリューションよりも統合型のIDおよびセキュリティプラットフォームを優先しています。しかし、依然として統合の複雑さが主な障壁(IDシステムでは52%、物理とデジタルの統合では37%)として残っています。
倫理的および個人情報保護に関する懸念が調査史上最高値に
個々の技術トレンドのほか、今回のレポートは総体的に2026年を象徴する重要な懸念を浮き彫りにしました。それは、倫理的配慮と個人情報保護に対する懸念で、当社調査史上最高値となりました。生体認証に関しては、エンドユーザーの67%が倫理的および個人情報保護への影響に対して高いまたは中程度の懸念を表しました。位置追跡やID統合プラットフォームに関しては、企業や組織は保護機能のさらなる強化と個人の権利との間にある緊張に配慮しながら施策を進めています。多くの回答者は、これらの懸念に対応するための方針、ガバナンスの枠組みと技術管理を積極的に策定していると答えていることは、セキュリティ判断の成熟度が高まっていることを示しています。
2026年版レポートの大きな特徴は、データの深さと多様性が増したことです。回答は、医療、教育、政府、金融、製造、重要インフラなど幅広い業界を反映し、エンドユーザーとセキュリティシステムの設計・実装・支援を行うパートナー双方の視点が盛り込まれています。このような二方向の視点を介して、戦略と実践において整合している箇所ならびにギャップが残る箇所に関する洞察を得ることができました。
それらをまとめたこのレポートでは、企業が実際運用上の制約の中、どのように意思決定をしているかを明らかにしています。特にセキュリティやIT責任者の方々には、投資の優先順位、リスク対策、そしてIDを信頼の中心に据える未来への備えに関する業界の全体図の把握にお役立ていただける内容です。
「2026年版 セキュリティ産業の現状レポート」の全文 (英語)は、以下のリンクからご覧いただけます。
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HIDは世界中の人々、場所、そしてモノの信頼あるセキュリティ認証を支えています。HIDの技術は安全な取引、業務の生産性や、自由な旅行を可能にします。HID の信頼あるセキュリティ認証ソリューションは、人による物理的およびデジタルな場所への便利なアクセス、デジタルで識別、検証、追跡な可能なモノとモノをつなぎます。世界中で数十億のモノがHIDのテクノロジーでつながり、HIDの製品とサービスは数百万人の日々の暮らしの中で使われています。HIDの製品とサービスは、政府機関、教育機関、病院、金融機関、一般企業ならびに数々の先進的な企業で導入されています。
テキサス州オースティンに本社を置くHID Globalは、世界各地に4,500人以上の従業員を擁し、各国の拠点を通じて100カ国以上に製品とサービスをお届けしています。HID GlobalはASSA ABLOYグループのブランドです。詳しくは、日本語ウェブサイト www.hidglobal.com/ja をご覧ください。
© 2026 HID Global Corporation/ASSA ABLOY AB. All rights reserved. HID、HID Global、the HID Blue Brick ロゴおよび the Chain Design は HID Global、ASSA ABLOY AB および関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標であり、許可なく使用できない場合があります。その他の商標、サービスマーク、製品またはサービス名の商標および登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。
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