AI英語学習教材を活用し子どもたちの英語力育成を強化します

箕面市役所

2026-05-12 00:00

箕面市では、子どもたちが世界とつながり、自らの力を発揮できる人材となることを目指し、外国語指導助手(ALT)の複数配置や英語教育を毎日実施するなど先進的な学習環境の整備を進めてきました。これにより、全国的にも高い水準の英語力を維持しています。 今後は、英語で自分の考えを伝える力、書く力や話す力をさらに伸ばしていくため、これまでに培ってきた英語教育のノウハウにAI英語学習教材をかけ合わせた新たな英語教育モデル「箕面メソッド」を推進していきます。小学5年生から中学3年生(9年生)を対象とした活用を目指し、令和8年度は、小学6年生、中学2・3年生(8・9年生)を対象とした実証事業を全小中学校・小中一貫校で実施します。
1.AI英語学習教材の導入について
(1)事業概要
① 対象校  全小中学校、小中一貫校
② 対象学年  小学6年生、中学2・3年生(8・9年生)
③ 利用期間  令和8年5月中旬~令和9年3月
④ 主な活用  英語授業時間、グローバルタイム(15分間のモジュール学習)
英語コミュニケーション科、家庭学習など
 
(2)AI英語学習教材について
【児童生徒向け機能】
①AI英会話(やりとり練習)機能
・児童生徒に応じて設定された課題やテーマにおいて、AIを相手に英語でのやりと り練習を行います。
②音読練習機能
・発音や発話に対するAIによる即時フィードバック機能により、児童生徒が誤りをその場で修正しながら学習を進めることができます。
③ライティング練習機能
・ライティングの力を高めるために、AIによる文法チェックを行います。
④その他
・音読やプレゼンテーション練習の音声・録画提出機能、課題ごとの得点・評価等
学習状況のふりかえり機能等があります。

【教員向け機能】
・やりとり練習における児童生徒に応じたテーマ・難易度・達成項目の設定、課題の配信機能
・児童生徒の発言数・発話単語数・やりとり回数などの確認機能
・ライティング機能において、英作文のテーマ・単語数・使用する単語や文法等の達成項目の設定、学習状況の確認
・児童生徒からの音読・プレゼンテーション練習の音声や録画等の提出課題の確認機能等

2.本教材を活用することによる効果
AI技術の活用により、児童生徒一人一人の学習履歴や理解度に応じた最適な学習内容を提示し、従来の一斉指導では難しかった個別最適化された学びを実現し、児童生徒の英語力が向上します。児童生徒自身が学習状況を振り返り、自らの課題を把握しながら学習を進めることで、自己調整学習の力の育成が期待されます。
また、学習データを活用することで、教員は児童生徒の理解状況を的確に把握し、個に応じた指導をより効果的に行うことが可能になるため、授業改善のサイクルが加速し、教育の質の更なる向上が期待されます。
さらに、AI英語学習教材の導入にあたっては、対面授業でこそ実現できる協働的・対話的な学びと、個別に取り組むAI教材を活用した学習の役割を整理し、それぞれの特性を生かした指導を行うことで、児童生徒がコミュニケーションの意義や楽しさを実感できる授業の充実を図るなどの取組を進めます。

3.文部科学省による「AI英語モデル校事業」に採択されました
文部科学省が実施する「AIを活用したグローバル人材育成のための英語教育強化事業(AI英語モデル校事業)」に箕面市が採択されました。これは、次期学習指導要領の検討を見据え、教員やALTによる指導とAI活用との効果的な組み合わせを実証研究し、知見を早急に蓄積することを目的とした事業です。
日本では、英語を使う機会が圧倒的に少ないことや、学ぶ動機づけの弱さが積年の課題であることから、文部科学省においても、AIを活用した「会話練習量の増加や家庭学習の充実」「個々の児童生徒の興味関心を踏まえた個別最適な学習」「授業との連携モデル構築」など、モデル校での取組をもとにAIを効果的に活用した英語教育を普及する方向性が示されています。
箕面市では、本事業により、「児童生徒の自己調整学習への活用」および「AIを組み込んだ年間を通した指導計画のモデル開発と授業改善」を研究テーマとし、先進的な英語教育の実践と、その成果のモデル化に取り組んでいきます。

問い合わせ先
学校教育部 学校教育課
電話:072-724-6761(直通)
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