この度、当社の「進行・再発子宮頸がんに対する腫瘍浸潤リンパ球(TIL)再生医療等製品の製造プロセス開発」(以下「本事業」)について、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の公募事業「令和8年度 再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に係る提案が採択されましたので、お知らせいたします。
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研究開発課題名:「進行・再発子宮頸がんに対する腫瘍浸潤リンパ球(TIL)再生医療等製品の
製造プロセス開発」
研究実施予定期間:最長3年(令和8年度~令和10年度)
補助対象経費の規模:92,300千円(上限)(間接経費含まず)
なお、最終的な交付金額及びその計上時期はAMEDからの交付決定通知により確定いたします。
研究開発概要:
腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)は、患者様自身の腫瘍組織内に存在する免疫細胞を体外で大量に培養し、再び体内に戻すことでがんを攻撃する個別化免疫療法です。本邦においては、すでに先進医療B(進行子宮頸癌に対する骨髄非破壊的前処置および低用量IL-2を用いた短期培養抗腫瘍リンパ球輸注療法の第II相臨床試験)においてTIL製造・投与の安全性と忍容性が確認されています。当社はこれまで、慶應義塾大学や国際医療福祉大学等との共同研究を通じて、国内で先駆けて確立された高度なTIL培養技術の移転を受け、当該先進医療に使用されるTIL製剤の製造を受託してまいりました。これにより、当社は臨床研究レベルでの確かな製造実績と細胞加工のノウハウを蓄積しております。
本事業では、薬事規制に適合した商用製造プロセスの構築や品質保証体制の確立等の研究開発を実施し、早期の企業治験の開始を目指します。
正式な交付金額の確定は来年度以降を見込んでおりますので、確定し次第、速やかにお知らせいたします。なお、本件が当社の2027年3月期連結業績に与える影響はありません。
腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)
患者本人のがん組織に含まれる腫瘍浸潤リンパ球(TIL)と呼ばれる免疫細胞を採取して体外で大量に培養し、患者に戻す養子免疫療法の一種です。主に進行悪性黒色腫に対して実施され、高い治療効果が報告されています。完全奏効(病変が完全に消失)した患者では少数の例外を除き再発しないことが知られており、再発子宮頸がんにおいても完全奏効や長期無再発の報告があります。米国では子宮頸がんに対するTIL療法の企業治験も始まっています。
以上
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