このコラムでは、「Webガバナンス」をテーマに様々な切り口で、突っ込んだ内容までお届けしてみたいと思います。
「Cookieバナーは出しているので、そこは大丈夫です」
企業サイトの運用現場では、こうした言葉を耳にすることがあります。もちろん、何も対応していないよりは前進です。ただ、それだけで十分かというと、そうとは言い切れません。いまのWebサイトでは、アクセス解析、広告計測、動画埋め込み、外部フォント、SNS連携など、便利な仕組みが数多く使われています。利用者がフォームに何も入力していなくても、ページを開いた時点で外部に情報が送られることは珍しくありません。しかも、その全体像を社内で説明できる企業は、意外なほど多くないのではないでしょうか。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」(※1)でも、組織向け脅威の上位に「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」が挙げられています。自社のサーバーだけ見ていればよい時代ではなくなった今、Webガバナンスも"見えている画面"だけでなく、『見えにくい送信』まで含めて考える必要があります。
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