「IT統合基盤サービス」は、サーバ、ストレージ、ネットワーク機器をCTCが保有し、仮想化技術を用いて複数の顧客に対し共有型リソース・モデルにてシステムを提供する、“仮想化シェアード・ホスティングサービス”です。利用者は、CPUやメモリ、ディスク等のITリソースの使用量ごとに月額利用料金を支払い、サービスの提供を受けます。一般的な中規模Webサービス構成(CPU、メモリ、ディスク、ストレージ、FW、ロードバランサ)の利用料は月額100万円程度からで、2008年度の販売目標は2億円です。
昨今、企業における情報システムは、業務の効率化を図るための道具から、企業の成長を支える重要な経営資源へと変化しつつあります。こうした中、様々な情報システムの基盤となるシステムインフラには、社会環境やビジネス環境の変化に対応可能な柔軟性と、費用対効果の高い効率性が強く求められています。
「IT統合基盤サービス」は、複数のサーバに存在する物理資源のプール化(予約・登録)に加え、ネットワークやストレージ構成も統合させる技術を用い、従来のホスティングサービスやマネージドサービスと比較して、“必要に応じて”、“より速く“、”より柔軟に”、システム提供が可能で、リソースの追加は最短即日に行うことができます。完全二重化されたシステムと24時間365日の運用により、利用者は高い信頼性を保ちながら拡張性や柔軟性をもったシステム展開を自由に実現させることができます。
IT統合基盤サービスの主な特長は以下の通りです。
1.最短1週間でサービスインが可能
:サーバ、ストレージ、ネットワーク機器といったコンピュータリソースが、データセンター内にスタンバイ状態で用意されているため、最短1週間でサービスの利用開始が可能です。
2.システム拡張や縮小が最短で当日対応が可能
:CPU増設やストレージ拡張、サーバ台数の削減といったシステム拡張や縮小が、最短で当日に対応可能です。
3.高可用性インフラを安価で提供
:サーバ、ストレージ、ネットワーク機器はすべて二重化しています。そのため、堅牢なシステムインフラを安価で利用可能です。
さらに、利用効率の改善がされることにより、従来の電力消費や設置スペースの抑制が可能となり、CO2の排出量を従来の運用時と比較して30%の削減を実現します。
今後CTCでは、IT統合基盤サービスをCTCのアウトソーシングビジネスの共通SI基盤としてとらえ、インターネットビジネスを提供するWebサービス企業(SaaSベンダー)から、エンタープライズ企業の業務システムまでを対象にビジネス展開する方針です。
さらに、SaaS・ASP事業者との協業モデルとして、プロフィットシェアリングやSaaSアプリケーションのOEM販売など、IT統合基盤サービスを活用した新たなサービスビジネスを積極展開することを予定しています。
<本件に関するお問い合わせ先>
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6203-4100 E-mail:press@ctc-g.co.jp
以上
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