Scene.0 MDMポリスとは!?
昨今、企業を悩ますモバイルデバイスの急速な普及。私物デバイスの持ち込みが事実上野放し状態という職場も多いが、現実的な社内ルールの整備は追いついていないのが実状。その一方で、モバイル端末が関わるビジネス上の「難事件」は増加の一途をたどっている。
こうした状況に警鐘を鳴らし、あるべき対策をアドバイスするために設立された特務機関が「MDMポリス」である。この日もポリスのもとに、難事件が持ち込まれた!!

Scene 1 事件発生!
〜その時、スマートデバイス関連事件が!〜
今回の通報者 情報システム部 A氏

とあるメーカーの情報システム部の担当者。IT資産管理の担当者なのでスマートデバイス管理も担当することに。しかし、スマートデバイスの管理は困難を極め、今回MDM(Mobile Device Management)ポリスに通報した。
J、事件よ!いま本部から通報が入ったわ!
まったく最近は、スマートデバイスをきちんと管理できていない事件ばかりだな!さっきエントランスで見かけたスマートフォンのユーザーも、端末をテーブルに忘れて席を立とうとしていたぞ
本部からデータが来たわ。通報者はメーカー系企業の情報システム部に勤めるA氏ね。彼の主な仕事は社内PCを管理することよ。日々のセキュリティソフトのパッチ更新やOSのアップデートといったものをひとりで行っているみたい。電話がつながったわ。ガチャ、もしもし?
む、む、む、無茶だ-!PC管理で手いっぱいなのに、総務部から渡された紙ベースの『スマートフォン台帳』で管理しろだなんて。しかも営業部員たちときたら、『昨日さ、飲み屋にスマートフォンを忘れちゃってさ、すぐに取りにいったからよかったけど、慌てたよ。わははは』『俺なんて、娘がゲームのアプリを遊びたいから貸せって言うんだぜ。あははは』とか何とか、勘弁してくれーハァハァ!
おい、しっかりしろ大丈夫か!なになに、ただでさえ残業続きなのに、営業部を中心に数百台の規模でスマートフォンが導入されただって?しかも管理を少人数の情報システム部に任せっきりで、社員はスマートフォンを好き勝手に使っていると。気の毒だな、あと少しこらえるんだ!
もう現場が回りません!助けて下さい!
わかったわ、今すぐ現場へ直行よ!

解説しよう!スマートデバイス時代に適したIT資産管理とは
MDM鑑識官

MDM鑑識官とは、MDMポリスに所属する運用管理のスペシャリストだ。スマートデバイス登場の黎明期から統合管理、運用の効率化や統合に挑んできた頼もしい精鋭である。
「いやぁ、本当に最近はスマートフォンの管理に頭を悩ます管理者が増えているようですね。スマートデバイスはPCと携帯電話の間に誕生した新カテゴリーの製品群で、どちらかと言えばPCに近い存在です。従来の携帯電話は総務部が管理するケースが一般的ですが、スマートデバイスは異なります。メッセージング&コミュニケーションはもちろん、企業の重要な情報にアクセスでき、業務システムへ連携できる『情報システム部が管理すべき情報機器』といえるでしょう。」
「という訳で、私は『日立製作所が提案するスマートデバイス管理』を紹介します。重要なのは、PCと同様にIT資産として一元的に自社管理すること。統合管理基盤の構築が、自社にとって最適な管理や運用を実現するポイントですよ!」