重要なのは、自社の環境に合ったVDIを選択できるか
宮原氏: ベンダーやライセンスの選択で困ることなどはありますか。
C氏: ライセンスがわかりにくいとは感じますね。VDIライセンスが必要だったり。RDP接続との違いなども気にはなっています。
B氏: 必要に応じて使えばいいと思います。Microsoft® Windows Server®のDatacenter EditionにRDPで接続しているケースもあります。VDIといいながらいろいろな環境が混在しています。基本的には、ユーザーのニーズに合わせて提供しています。クライアントOSがMac®やLinux®といった場合もありますので。
A氏: 当社はVMware Horizon View™ですが、これは、レスポンスやマルチディスプレイ環境への対応などを考慮したものでもあります。ディスプレイが何台もある環境ですばやく取引するユーザーもいるので。
宮原氏: こうして伺うと、やはり自社の環境に合ったVDIを選択することが大切だということがわかりますね。
B氏: 導入して実感したのは、フレキシブルさですね。物理的なPCですと「遅くて困る」と言われてもCPUを追加することはできません。VDIはそういったことが柔軟にできます。一方で、便利にできてしまうので、仮想マシンの数が増えていったときにサイジングが課題にならないかなど、不安になることもあります。
D氏: そのあたりは構築や運用についてのサポートを期待しています。
A氏: そうですね。運用の課題は、やってみてはじめてわかることが多いですから、構築の経験を持っていたり、運用サポートがあるベンダーさんを選択することは助けになると思います。
C氏: わかりやすいメリットやコスト削減効果を示せると経営側への提案も通りそうだと感じました。3回目の提案をしてみようと思います。
宮原氏: VDIでなんでもやろうとすると、意に沿わない結果になってしまうこともあります。ビジネス寄りの目線で課題を見て、それを解決する手段としてVDIを選択することがポイントだと思います。ユーザーごとに事情は違いますので、経験者からアドバイスを得ることも大切です。日立さんでは自社グループ内での利用による様々なノウハウの蓄積があるということですから、構築や運用などの面で様々なアドバイスがいただけるのではないかと思います。 今日はありがとうございました。
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