ウィーン・ブリッジ発振回路

用語の解説

ウィーン・ブリッジ発振回路とは

(ウィーンブリッジハッシンカイロ,Wien bridge oscillation circuit,Wien bridge oscillator,)
ウィーン・ブリッジ発振回路とは、コンデンサ(C)と抵抗(R)で構成されるCR発振回路の一種で、正弦波と呼ばれる波形を生成することのできる発振回路のことである。
ウィーン・ブリッジ発振回路は、2個のコンデンサと4個の抵抗からなるバンドパスフィルタを用いて、発振出力を入力に戻す正帰還の効果によって発振動作を行い、正弦波を生み出している。 ウィーン・ブリッジ発振回路で得られる正弦波は波形ひずみが少なく、周波数の可変域が広いという特性があるため、アナログ式の発振器などによく用いられている。 また構成部品が入手しやすいという利点もある。 ウィーン・ブリッジ発振回路は、ドイツの物理学者ヴィーン(Max Wien)によって発明された。 当時の技術では十分なゲインを実現できなかったため、実際に動作させることはできなかった。 現在用いられている形式は、ヒューレット・パッカードの共同創設者であるウィリアム・ヒューレットが学位論文において提示した形式に基づいている。

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