デジタル

用語の解説

デジタルとは

(ディジタル,digital,)
デジタルとは、連続的な数量に基づくアナログに対して、離散的な数量に基づき値を扱う方式のことである。
デジタルな処理においては、処理対象となるものを離散的な(非連続の)量へと一旦分解し、その離散的な量に対して操作を施すといった方法をとる。 アナログの場合は、こうした変換を経ることなく、処理対象の数量をそのままの形で操作する。 例えば、オーディオ装置の増幅器においては、アナログとデジタルは次のような違いとなって表れる。 アナログ処理の場合、入力された音声信号は、トランジスタなどの増幅作用のあるデバイスに入力され、増幅率に応じて比例的に変化した信号として出力端子から取り出される。 これに対して、デジタル処理の場合、入力された音声信号は2進数(バイナリデジット)などの形で表現可能な数量へと変換され、その離散量に対してn倍するなどの数値演算が加えられる。 デジタルな処理では、離散的な数値を計算処理の対象として扱うため、アナログに比べて複製などが容易で、データの劣化も非常に少ないという特徴を持っている。 その反面、デジタルにおいて近接した値の中間値は省かれるため、アナログの持つ値の連続を完全に再現することは困難であるという面も持っている。 また、テキストから音声、画像、動画、3次元の奥行きを持った動画と、情報の量が増えるに従い、データを扱うために必要な処理性能が跳ね上がる。 処理対象についての情報が2進数で表現されたデジタルな値は、電子回路のスイッチのオン・オフに対応するため、コンピュータで情報を扱うために適した形式となっている。 そのため、コンピュータ上で2進数のデジタルな値としてすべてのデータが扱われている。 アナログ処理の場合は、あるデバイスが持つことのできる機能のバリエーションは非常に小さなものである。 しかし一旦デジタル化してしまえば、そこはある意味数値演算の世界に置き換えることが可能となる。 また、デジタルで演算処理を行うコンピュータの集積回路が、長年に渡って高集積化とコストダウンを繰り返してきた結果、高度な演算処理性能が非常に安価に入手可能となっている。 そのため、さまざまな電子機器が、デジタル化されてきている。

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