製品概要
独自のハードウエアデザインとファームウエアによる究極の性能の追及
3Uおよび2Uのフォームファクターで提供されるORION HFシリーズサーバは、CIARA独自のハードウェアデザイン、ファームウェアのカスタマイズおよびチューニングによって、HP、DELL、IBMの最速クラスのサーバ製品に比べ最大300%の比類ないパフォーマンス向上を実現します*1。
ORION HFは、1個のインテル Core i7 プロセッサーまたは1-2個のインテル Xeon プロセッサー E5-2600 番台によるノードを、2Uあるいは3Uの筺体にそれぞれ1ノードまたは2ノードを搭載可能です。最高レベルのパフォーマンスと優れた電力効率を実現する、高密度のパワフルなサーバです。 最適化された冗長電源と冷却システムを搭載することにより、ORION HFはHFTやCAE分野でのアプリケーションの高速実行を可能とします。
ORION HF320Dは、オーバークロック済みのプロセッサを搭載したノードを2Uの筐体に2台搭載したラックマウントサーバです。オーバークロックによる高い動作周波数と高いメモリ性能、高速インターコネクトなどによる高い処理能力を持つサーバノードを2台搭載可能なこのサーバは、HFTやCAE分野でも求められる高密度でのサーバ実装を可能とする製品です。
主な用途
アルゴリズム取引や高頻度取引
ORION HFサーバは、高頻度取引やクオンツ投資アプリケーションに理想的な究極の処理能力を提供します。高頻度取引において重要な指標となるのは、レイテンシーと計算処理速度、つまり実際の取引の処理に要する時間です。ソフトウェアとハードウェア間で行われるデータのやり取りに関する深い知識と理解に基づいたCIARA独自のアプローチと高速シミュレーションに関する豊富な実績と経験を活かしたORION HFサーバは、金融サービス業界で要求される高速処理能力を提供する、高頻度取引に最適なサーバプラットフォームです。
高速シミュレーション
現在、多くのシミュレーション用のアプリケーションは「並列化」を前提に開発され、複数の計算機システムを同時に利用することで高い処理性能を発揮することを目指しています。しかし、このような「並列化」による高速化が困難なシミュレーション用アプリケーションも様々な分野で利用されています。 最大性能を発揮出来るように、安定動作上限までオーバークロック済のプロセッサをはじめ、メモリ、IOに対しても独自の強化を図ったORION HFサーバは、このような並列化が困難なアプリケーションをより高速で実行することを可能とします。
製品イメージ
特徴
ORION HF320D
比類ないパフォーマンスと高い実装密度を実現
ORION HF320Dは、オーバークロック済みのプロセッサを搭載したノードを2Uの筐体に2台搭載したラックマウントサーバです。 オーバークロックによる高い動作周波数と高いメモリ性能、高速インターコネクトなどによる高い処理能力を持つサーバノードを2台搭載可能なこのサーバは高密度実装も実現しています。また、各ノードはホットスワップ可能ですので、片方のノードのメンテナンスなどに際して、筐体全体の停止を行う必要はありません。ホットスワップ可能な独立のサーバノードは、メンテナンス性も高いシステムになります。
ORION HF320
ORION HF320は、オーバークロック済みのプロセッサを搭載したノードを2Uの筐体に1台搭載したラックマウントサーバです。最適化された冗長電源と冷却システムを搭載することにより、アプリケーションの高速実行を可能とします。
ORION HF620
高速動作を保証したデュアルプロセッサと高速大容量メモリが実現する究極のコンピューティング・パワーによる高速シミュレーションとビッグデータ解析のための世界最速のサーバ
ORION HF620は、2Uの筐体に、1-2個のインテル Xeon プロセッサー E5-2600 を搭載した一段階上の処理性能のニーズに対応するために、高い拡張性とパフォーマンスを実現したサーバです。
デュアルプロセッサ構成でも提供する全てのコアの動作周波数をアップし、高速な大容量メモリを活用したスケーラブルな高速処理を可能とする最速のサーバシステムです。
ORION HFシリーズサーバ データシート(PDF)
http://www.sstc.co.jp/products/Ciara/SSTC_HF_Products.pdf