製品概要
ORION SS640Q-G3スケーラブルサーバは、2Uサイズに8プロセッサ(最大144物理コア、288論理コア)を搭載した構成をベースシステムとして、任意の構成(CPU、メモリ、IOオプション)の拡張ノード(最大28台、56プロセッサ)を追加してスケールアップを図ることが可能です。メモリはベースシステムでも最大4TBまで拡張可能であるほか、全コアと全メモリ空間及び搭載するすべての周辺機器をシングルOSで利用出来ます。クラスタ管理やファイルシステムなどを気にすることなく、通常のOS機能だけで簡単にシステムのリソース管理を行い、アプリケーションの実行が可能です。システムはセットアップを完了した状態でご提供されるため、導入後直ぐにご利用することが可能です。スケーラブルサーバORION SSは、アプリケーションの実行を効率良く処理し、より複雑なシミュレーションにも対応出来るシステムです。CAE、EDA、バイオインフォマティクスなどの分野のアプリケーション処理に理想的なサーバプラットフォームとしてご提供します。
ベース構成
2Uサイズの8プロセッサ搭載サーバ
コンパクトな筐体に多くのコアとメモリを実装し、シングルシステムとして利用可能
スイッチなし構成でのシステム構築によりラックスペースを無駄にしない構成
シングルOSで全てのリソースが利用可能
全てのHDD/SSDへの直接アクセスが可能
全てのネットワークポートからの通信が可能
システム拡張構成
ベース構成にノード(2プロセッサ搭載)を追加
ノード追加は任意の構成(プロセッサモデル、メモリサイズ、ストレージオプション)で可能
ベース構成と同じOS環境でスケールアップが可能
全てのHDD/SSDへの直接アクセスが可能
全てのネットワークポートからの通信が可能
メモリ拡張構成
大容量メモリシステム用システム構成オプション
廉価なプロセッサをメモリコントローラとして利用
メモリコントローラ用プロセッサはOSからは認識されない
廉価なメモリモジュールを利用可能
詳細なモデル解析やビッグデータの高速処理などに活用
インメモリでのデータ処理
大容量メモリをメモリファイルシステムやキャッシュとして利用することでI/O処理を高速化
特徴
ORION SS シリーズは最新のプロセッサを搭載し、プロセッサコアとメモリをスケーラブルに拡張したサーバシステムです。 システムはセットアップを完了した状態でご提供されるため導入後直ぐにご利用することが可能です。
製品ラインの特長
より多くのプロセッサとプロセッサコア、大容量メモリをシングルシステム(一つのOS)で利用可能です。
一台のサーバとして、一般のサーバで利用可能なプロセッサコア数を大きく超えるコア数を利用可能です。
大容量の共有メモリと共有ストレージを容易に利用することが可能です。
クラスタ管理などを気にする必要もなく、一台のサーバとしてより多くのプロセッサコアとメモリが利用可能です。
冗長性のあるバックプレーン構成が可能です。
短時間でセットアップは完了し、直ぐにお使いいただくことが可能となります。
利用するサーバプラットフォームは、 用途や目的に応じて様々な機種から選択可能です。
製品の特長と機能トピックス
アプリケーション実行のための最適なプラットフォーム
アプリケーションによっては、大きなメモリ空間を必要とする場合が多々あります。例えばアプリケーションでの並列処理のプリ処理(メッシュ>分割)などでは、大きなメモリ空間を必要とします。スケーラブルサーバでは、通常のサーバに搭載可能なプロセッサを大きく超える並列数での処理が可能で、また、大容量のメモリを持つサーバとしても利用可能です。
大規模共有メモリ
大容量のメモリを必要とするアプリケーションやワークロードにTBクラスの共有メモリを容易に提供することを可能とする大規模メモリソリュー>ションのためのプラットフォームとしても利用可能なサーバシステムです。
容易な運用管理
面倒なシステム設定などを行うことなく、アプリケーションを利用できるこのソリューションは、様々な用途で利用可能です。アプリケーション>の実行などもOSがその実行を最適に管理することが可能であり、リソースの管理も容易です。
高い処理性能
スケーラブルサーバアプライアンスはSMPシステムの利用とクラスタシステムのスケーラビリティの双方の利点を持つシステムです。その高い処理 性能は多くの標準ベンチマーク事例や商用アプリケーションの性能データで証明されています。
共有大容量ストレージ
スケーラブルサーバ では、サーバ全体のストレージへのシングルOSでのアクセスが可能になります。 そのため、全ストレージデバイスを統合して、一つのリソースプールとして利用することが可能です。 OSが提供するボリュームマネージメント機能やソフトウエアRAIDを利用することで、非常に大容量で高速なストレージシステム をDASとして利用可能となります。