生成 AI の業務活用が広がるなかで、Web 上の生成 AI サービスへの機密情報のアップロードや、ハルシネーションに気付かないまま誤った情報に基づく判断が下されるといった懸念が現実のものとなっている。さらに AI エージェントの登場により、権限設定が適切でなければ本来アクセスすべきでない情報へ到達しデータを変更してしまう可能性も生じる。IT 部門が許可していない AI を従業員が独自に使う「シャドー AI」も含め、これまでになかった形で機密情報へのアクセスと漏えいが起こりうる状況にある。
本資料は、こうした課題に対して Web ブラウザを起点とするアプローチを提示している。人間が読む「閲覧型」から AI が自律的にタスクを完結させる「行動型」へと Web 自体が変化し、ユーザーを介さず AI エージェント同士が連携する「Agentic Web」が進むなかで、ブラウザはバックエンドの AI を含む各種アプリケーションをユーザーに提供するプラットフォームへと位置づけを変えつつある。そこに統制機能を持たせることの意味を、ブラウザの進化の経緯から説き起こしている。
後半では、Google のブラウザ管理ソリューションである Chrome Enterprise の機能を具体的に解説。追加コストなく利用できる Chrome Enterprise Core では、マルチ OS 上のブラウザの一元管理、生成 AI ツールの拡張機能の制御、検疫されていない AI アプリケーションでの個人情報利用を把握するセキュリティ インサイトなどを扱う。有償の Chrome Enterprise Premium については、コンテキストに基づくアクセス制御、ブラウザ上のコピー & ペーストや印刷まで検疫対象とする高度な DLP、 Web 上の脅威検出と保護という 3 つのカテゴリに整理して説明する。許可外の生成 AI サービスへのアップロードを警告・ブロックしつつ正規のツールへ誘導する動作や、個人情報を一定数含むファイルの遮断、ソースコードの貼り付けに対する警告といった設定例も具体的に示されている。
エージェント ソフトの導入を要さず、BYOD 端末や業務委託先を含む多様な関係者に対して同一の統制を及ぼせる点が、ブラウザベースの対策の特徴として説明されている。
ホワイトペーパー
