ちまたで話題にあがる「ひとり情シス問題」。
ある調査に寄れば授業員100~1000名規模の事業者の4割近くで情報システム担当者が1名以下という結果もでている。ひとり情シスではないと答えた企業中には1人でないとしても2~3名程度の少人数で情報システムを担当させている企業は多いことだろう。
こうした企業で課題となっているのが働き方改革や攻めのIT活用、DXといったビジネスを推進する部分でのIT活用の遅れだ。一言で情報システムといっても実際に情報システム組織の業務範囲は広く、さらに専門性が高い上に技術範囲も多岐にわたる。人的リソースが限られているひとり情シスの場合、現行システムの保守・運用管理やセキュリティ対策と言った部分に業務の大半を費やさざる得ない。
このため新しいツールの導入やデジタル化の推進といった部分がどうしても後回しになってしまうのだ。
これまでであれば、それでも何とかなったかもしれない。
しかし世界的なDXの動きやコロナ禍により訪れた社会の変化により、ビジネスのあり方がかわった今では、これは致命的だ。この課題の解決にもっとも効果的なのがクラウド導入だ。
本書ではクラウドサービスの代表ともいえるAWSを例に、ひとり情シスのためのクラウド導入を移行・セキュリティ・運用の観点から説明します。
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