リバティ・アライアンス、Webサービスの標準仕様 ID-WSF 2.0の最終版を発表

~個人ユーザーにはより安全でプライバシーに配慮したソーシャル・ネットワークを、企業にはより展開が容易なアイデンティティ・ベースのSOAを構築するためのフレームワークを提供~

リバティ・アライアンス 2006年10月06日

[2006年10月4日(米国時間)Liberty Alliance 発表]

世界から150以上の組織が参加する世界規模のアイデンティティ管理コンソ
ーシアム「リバティ・アライアンス」は、Webサービスの標準仕様「ID-WSF
2.0」の最終版をリリースしたことを発表しました。ID-WSF 2.0は、プライ
バシーに配慮した相互運用可能なWebサービスおよびサービス指向アーキテ
クチャー(SOA)を構築および管理するためのフレームワークです。

今回発表されたID-WSF 2.0最終版では、従来にも増して多くの業界標準仕
様がサポートされています。開発者、企業、システムインテグレーターは、
広く採用され相互運用性が実証されているLiberty Web Services標準仕様
に基づき、優れたWebサービスをより迅速に構築することが可能になります。
今回のリリースには、業界初のユーザー中心型Webサービス・プロトコルで
あるLiberty People Service(TM)も含まれています。これにより、ユーザーが
関係するネットワークを、プライバシーに配慮した信頼できるセキュアな
方法で、複数のソーシャル・アプリケーションにわたり管理することができ
ます。

リバティ・アライアンスは、すべての会員と協力し、明確に定義されたビジ
ネス要件および用途に基づいてアイデンティティ標準仕様を開発する、唯
一のグローバルなアイデンティティ管理組織です。リバティ・アライアンス
では標準仕様の開発に先立ち、必ずビジネス要件を明確化するプロセスを
設けています。そのため、Liberty Web Servicesはこれを採用する世界中
の組織やユーザーのアイデンティティ管理に対する実際のニーズにもすぐ
に対応が可能です。なお、ID-WSF 2.0 最終版の発表とあわせ、このWeb サ
ービス標準仕様開発のもととなった用途や市場要件も以下のサイトで公開
しています。
(リンク »)

Liberty Web Servicesは、アメリカン・エキスプレス、AOL、フランス・テレ
コム、ノキア、ボーダフォン、およびフィンランド、フランス、ノルウェ
ーの各国政府などに採用されています。これら実際の導入事例がリバティ
対応のアイデンティティ管理製品およびデバイスの伸びを後押しし、今年
はその数が10億を越えるとリバティ・アライアンスでは予想しています。リ
バティのオープンなアイデンティティ管理仕様を採用している組織の一覧
は、 (リンク ») でご覧いただけます。

本日発表されたID-WSF 2.0の機能の特徴は以下の通りです。

■より安全なソーシャル・ネットワーク
ID-WSF 2.0には、業界初の非プロプライエタリでユーザー中心型Webサービ
ス用フレームワークであるLibrety People Serviceが含まれます。これに
より、個人ユーザーや組織は、連携ソーシャル・ネットワーク上でブック
マーク、ブログ、カレンダー、電子メール、写真データの共有、インスタ
ント・メッセージなどのソーシャル・アプリケーションやエンタープライ
ズ・アプリケーションの管理が可能になります。Liberty People Service
を利用することで、個人ユーザーは友人、家族、同僚などとのオンライン
上での関係を容易に保存、維持、分類でき、別のソーシャルWebサービス・
アプリケーションでの個人情報をユーザーの承諾やユーザーが設定したプ
ライバシー制御に基づいて利用することができます。このようなユーザー
中心の機能が追加されることで、個人ユーザーや企業ユーザーをフィッシ
ング、ファーミング、ビッシングなどオンライン上のアイデンティティ窃
盗から強力に保護します。

■SOA対応
セキュアでプライバシーに配慮した ID-WSF 2.0は、相互運用可能で非プロ
プライエタリな、信頼性に優れたSOAの展開と管理を可能にするフレームワ
ークを提供します。実証済みの相互運用性を備えたLiberty Web Services
に基づき、順応性と柔軟性に優れたセキュアなアイデンティティ・ベースの
SOAを実装したいと考えるすべての組織で利用することができます。ID-WSF
2.0の仕様はそのままフレームワークとして使用でき、ユーザー中心の制御
機能、アプリケーション・レベルのセキュリティと信頼性、中核となるプラ
イバシー保護機能を備えたSOAの実装をすぐに開始できます。

■実証済みの相互運用性
リバティ・アライアンスは、ベンダーから提供される製品がアイデンティテ
ィ標準仕様に対して相互運用性を備えているかどうかを検査する唯一のグロ
ーバルなアイデンティティ管理組織です。リバティ・アライアンスが2003年
のLiberty Interoperable™プログラム開始以来実施している試験には、これ
までに世界中のベンダーから提供される製品が合格しており、その数は約75
製品に上っています。Liberty Web Servicesの相互運用性試験には、Gemalto、
Epok、HP、Sun Microsystems、Novell、Nokia、NTT、およびSymlabsなどの
企業が合格しています。なお、ID-WSF 2.0の第1回相互運用試験は、12月4日
の週にフランスで行われる予定です。

■あらゆるトランザクションに対応するプライバシー保護機能/セキュリティ/信頼性
ID-WSF 2.0は、アイデンティティ・ベースのあらゆるオンライン・トランザク
ションをサポートする設計となっています。基本的な認証要件から、エンタ
ープライズ、金融、政府機関向けの各アプリケーションに求められる相互運
用性、プライバシー保護、およびセキュリティなどの高度な要件にも対応し、
個人ユーザー、企業、政府などのために業界で最も総合的なフレームワーク
を提供して、より安全なWebサービス・トランザクションを実現します。

■Webサービスの各種標準仕様の融合
ID-WSF 2.0最終版のリリースにより、Liberty Web ServicesではSAML 2.0の
サポートが拡張され、以下のことが可能になりました。
・SAML 2.0を組み込んだセキュリティ・トークンとしての利用
・WS-Addressingを組み込んだ非同期メッセージング機能の実現
・新しいサブスクリプションと通知機能の利用による、プッシュ・モデルの
実現と属性の共有
・アイデンティティ・トークンのサポートにより、構造化されたメカニズム
の構築とネットワーク内のユーザー参照

■産業間共通のオープンなクロスインダストリー・フレームワーク
ID-WSF 2.0には、Directory Access Protocols、Contact Book、Geo-location、
Presence、およびMobile Messagingなど、各社が提供するWebサービス・ア
プリケーションをサポートするオープンなインターフェース仕様が含まれて
います。

■ リバティ・アライアンスについて
リバティ・アライアンスは、連携ネットワーク・アイデンティティや相互運
用可能な強力な認証およびWebサービスを実現するオープンな標準技術の開発
に取り組むグローバルなアライアンスで、さまざまな企業、非営利組織、政
府機関で構成されています。Liberty Federation およびLiberty Web Services
は、個人および組織のユーザーがオンラインのアイデンティティ情報を、プ
ライバシーに配慮したより便利でセキュアな方法で管理することを可能にし
ます。Liberty FederationおよびLiberty Web Servicesを採用している組織
は、 (リンク ») でご覧いた
だけます。リバティ・アライアンスのマネジメント・ボードは現在、AOL、
Ericsson、Fidelity Investments、France Telecom、General Motors、HP、
IBM、Intel、Novell、NTT、Oracle、RSA Security、およびSun Microsystems
の各社の代表者で構成されています。リバティ・アライアンスには、すべて
の営利団体および非営利団体に入会いただけます。

■本件に関する報道関係者からのお問い合わせ
リバティ・アライアンス・プロジェクト 広報担当 
株式会社プラスワン・コミュニケーションズ
池田 明/田中 義之
TEL:03-3443-1007  FAX:03-3443-1008
E-Mail:liberty-pr@plusonecomm.co.jp

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