本認証は世界で初めて付与されるものであり、当社を含め4社が取得いたしました(※1)。日本企業としては当社が唯一の認証取得企業です。
ZigBee認証はZigBeeプラットフォーム認証(ZigBee Compliant Platform)とZigBee製品認証(ZigBee Certified Product)の2種類があります(図1、注1)。当社は本年3月に組込み用無線モジュール「ZB24FM」のZigBeeプラットフォーム認証(※2)を取得いたしました。
そしてこの度、ZigBee製造業者仕様プロファイル(英語名:Manufacturer Specific Application Profile)を実装した組込み用無線モジュール「ZB24FM-Z」を開発し、新たにZigBee 製品認証を取得いたしました。本認証は、ZigBeeの特長であるマルチホップ、アドホック、メッシュネットワークなどの機能を実現し、かつ、他のZigBeeネットワークと共存可能であることを示す認証であり、ZigBeeロゴの付与を許可するものです。
今回認証を受けました「ZB24FM-Z」は、各種センサ機器やリモコンなどに組み込むことにより以下のメリットがあります。
1.ZigBee製品を開発する機器メーカーにおいて必要となる認証試験の負担
を軽減でき、開発期間の短縮やテスト費用の削減が可能(ただし、認定
申請を行う必要があります)
2.ZigBeeの特長であるマルチホップ、アドホック、メッシュネットワーク
機能を実現
ZigBeeは、現在ZigBee Allianceで策定中のZigBeeパブリック・プロファイルを搭載することで、将来的にBluetooth(R)無線通信規格のように他社製品との相互接続が可能になる予定です。当社では今後、ZigBeeパブリック・プロファイルにいち早く対応することで、低コストかつ省電力で多様なネットワークの実現を期待されているZigBeeネットワークの普及に向け積極的に取り組んでまいります。
また、11月15日(水)~11月17日(金)にパシフィコ横浜にて開催中の「組込み総合技術展Embedded Technology2006」のNECグループブース内においてZigBeeモジュールを展示しております。
なお当社は、本ZigBee認証製品を使用し11月20日(月)~11月22日(水)に志摩スペイン村で開催される総務省東海総合通信局殿主催の「人の動態把握等のためのユビキタスネットワークに関する技術試験」に参画いたします。
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TEL:03-3798-7540
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
注1 前回当社発表時(2006年3月9日)と構成や名称が見直されています。
注2 ZigBeeは、Koninklijke Philips Electronics N.V.の商標です。
※1 今回ZigBee製品認証(ZigBee Certified Product)を取得した企業は以下の通りです。
・NECエンジニアリング株式会社(英文名称:NEC Engineering, Ltd.)
・MaxStream, Inc.( (リンク ») )
・S3C, Inc.( (リンク ») )
・Software Technologies Group, Inc.( (リンク ») )
※2 「日本初のZigBee適合プラットフォーム試験にて認証を取得」にて発表
(2006年3月9日)以下、当社のZigBeeへの取り組みをご紹介します。
【当社のZigBeeへの取り組み】
当社では、ZigBeeおよびセンサーネットワーク技術の開発に積極的に取り組んでおります。
2006.03.09
日本初のZigBee適合プラットフォーム試験にて認証を取得
2005.11.15
「ZigBee対応温湿度センサーモジュール」を使用したセンサーネットワークシステムの開発
2005.04.06
「GPSとZigBeeを融合したセンサーシステム」の試作品開発
2005.02.23
次世代無線ネットワーク規格" ZigBee "の日本国内での普及促進団体設立作業を開始(ZigBee SIGジャパン)
2004.11.15
「ZigBee対応無線ネットワークモジュール」の開発
2004.03
ZigBee Allianceへ加盟
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。