近年、テレビやインターネットのニュース、新聞紙面では個人情報や企業情報の漏えいに関する報道が頻繁に行なわれ大きな社会問題となっており、情報セキュリティ対策への取り組みは企業の責務となっています。
そこで導入コストの安いセキュリティ対策として、業務に関する情報をオフィスから持ち出さず社外から社内のデスクトップPCにアクセスできるWindowsのリモートデスクトップ機能を利用したソリューションが注目されています。しかし、こうしたソリューションでは、社内のデスクトップPCの電源を常に入れておく必要があるため電力消費量が増加し、省エネやエコの観点から課題があります。
「IPBird-2100」は、社内デスクトップPCの電源を外出先からノートPCなどを使用し制御することができるため、社内デスクトップPCへのアクセスが必要な時だけ電源を入れることができます。このため、常に電源を入れておく必要がなく電力消費量の増加という従来の課題を解決できます。
例えば、一般的なデスクトップPC(*1)10台を、平日4時間リモートデスクトップ機能を使用している場合、年間で約5.71トン(*2)のCO2の排出が削減できます。これは、杉の木408本(*3)が1年間に吸収するCO2に相当します。
(*1)デスクトップPCの消費電力は180Wと仮定。
(*2)CO2排出係数は0.00041t/kWh。(電気事業における環境行動計画2007 電気事業連
合会より)
(*3)杉の木1本の年間平均CO2吸収量は、約14kg。(環境省・林野庁資料より)
(*4)導入前:デスクトップPC 24時間365日稼動、
導入後:デスクトップPC 4時間/日稼動(月21日)、IPBird-2100 24時間365日稼動
(*5)IPBird-2100(IPBird-2100RPC/10)の消費電力は1.7W。
また、「IPBird-2100」は、社内デスクトップPCの起動確認やIPアドレス確認などの監視機能があるため、安心で安全なリモートデスクトップ環境の構築をサポートします。
リモートPCパワーコントローラ「IPBird-2100」の主な特長は以下の通りです。
1.小型・軽量
外形は83mm×58mm×24mmとタバコ箱程度の大きさであり、質量70gを実現。
小型・軽量のため設置場所を選びません。
2.簡単な操作
外出先のPCから社内デスクトップPCの電源をONするには、PCブラウザ画面上でボタン
を1つクリックするだけのわかりやすい操作で接続できます。
3.リモートデスクトップ接続に必要な確認機能を網羅
電源がOFFされているPCに対してリモートデスクトップ接続するために必要な起動・
起動完了確認・IPアドレス確認の3機能を全て搭載しました。
新商品『IPBird-2100』の標準価格は以下の通りであり、今後3年間で1万台の出荷を見込んでいます。
■ラインアップ
・IPBird-2100RPC/10 148,000円(税込:155,400円)
・IPBird-2100RPC/20 198,000円(税込:207,900円)
・IPBird-2100RPC/30 248,000円(税込:260,400円)
―以上―
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECエンジニアリング 営業本部 プロダクト営業部
電話:(03)6713-1220
<本件に関する報道関係からのお問合せ先>
NECエンジニアリング 経営企画部
電話:(03)6713-1125
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
注1:リモートデスクトップ機能
Windows XP Professional、Windows Vistaに標準搭載されている、他の
コンピュータをリモートで制御する機能です。
※WindowsおよびWindows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※IPBirdはNECエンジニアリングの登録商標です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。