分散モバイルスイッチングソリューションは、スイッチングのロジックと管理を行う1台の集中型コールサーバと、物理的な音声パスがオープン規格のインタフェースを通して伝達される複数台のメディアゲートウェイで構成されます。最近米国全土の主要市場でUMTSを設置することを発表した米国の通信事業者シンギュラー社(Cingular)を例に挙げると、集中運用を行う地域の中心地にコールサーバを設置し、実際に呼が接続される各所にメディアゲートウェイを配置することで、保守費用や不必要なバックホール費の削減を実現します。
シーメンス・コミュニケーションズ社、モバイルネットワーク事業部、バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャ、ヨルグ・リッパート(Joerg Lippert)氏は次のように述べています。
「スペーシャル・ワイヤレス社と組むことによって、当社は、ネットワーク効率の向上や運用コストの削減を実現する包括的かつ統合されたソリューションをシンギュラー社に提供できるようになります。」
アルカテル・モバイルNGN、シニア・バイス・プレジデント、パーディープ・コウリ(Pardeep Kohli)氏は次のように述べています。
「シーメンスと共に、米国でナンバー1の3G無線通信事業者になるというシンギュラー社の目標の達成をサポートしていくチャンスを与えられたことを誇りに思います。当社は、シーメンスの強力な3G技術およびサービスのポートフォリオと連携していくことで、市場トップのソリューションを提供することができます。」
用語解説
<スペーシャル・ワイヤレス社について>
スペーシャル・ワイヤレス社(Spatial Wireless)は、アルカテルの完全子会社で、既存の移動体網に対し、次世代ネットワーキングソリューションの開発・展開を行っています。特許を持つ革新的な技術により、既存のネットワークの効率を上げ、世界中の移動通信サービスプロバイダの運用経費の大幅な削減と資産コストの引き下げを実現します。同社の主力製品「Spatial Atrium(TM)」は、分散モバイル・スイッチング・センタ(DMSC)、分散ゲートウェイMSC、ネットワークサービスオーバーレイソリューション用の高性能分散アーキテクチャコアスイッチから構成されています。スペーシャル・ワイヤレス社は、実績ある製品群によって、通信事業者が基幹ネットワークの設計や運用の仕方を再考することができるような新たなパラダイムを確立しました。
詳しくは、www.spatialwireless.comをご覧下さい。
<アルカテルについて>
アルカテル(ALCATEL)は、フランスを本拠とする世界屈指の電気通信システム・装置メーカーで、通信事業者やサービスプロバイダ、一般企業に対し、音声、データ、ビデオ・アプリケーションなどへの通信ソリューションを世界規模で提供しています。固定および移動通信向けブロードバンドネットワーク、アプリケーション、サービスの分野において主導的な地位を占め、ユーザー本位の“ブロードバンドワールド”の創造に寄与しています。
世界130ヶ国以上でビジネスを展開し、連結総売上高は122億6,500万ユーロ(約1兆6,500億円)(2004年度)。URL: (リンク »)
<日本アルカテル株式会社>
日本では1987年より事業を展開、アルカテルの各事業部門の統合的なサービスを提供しています。
所在地:〒108-6027 東京都港区港南2-15-1品川インターシティー A棟27F/
代表取締役社長:藤井克美/創業:1961年12月、設立:1987年5月/
資本金:4億6,400万円/従業員数:80名/URL: (リンク »)
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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル株式会社
TEL:03-5715-6300 FAX: 03-5715-6333
E-mail:info@alcatel.co.jp
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