LG電子とNortel、通信・ネットワーク分野の合弁会社設立に向けた正式契約に調印

ノーテルネットワークス株式会社

2005-08-17 12:00

韓国 ソウル発 -- LG電子[KSE:06657.KS]とNortel* [NYSE/TSX: NT]は本日、両社の合弁会社設立に関する正式契約に調印したことを発表しました。同合弁会社は、韓国をはじめとする世界中の顧客に向けて、ワイヤーライン、オプティカル、ワイヤレスおよびエンタープライズ向けの通信・ネットワークソリューションを提供していきます。

今回の契約は、LG電子副会長兼CEO S.S. Kim(S. S. キム)氏とNortel副会長兼CEO Bill Owens(ビル・オーウェンス)がソウルで調印を行いました。合弁会社はLG電子の通信インフラ事業とNortelの韓国における販売・サービス事業を統合して設立され、社名はLG-Nortel Co. Ltd.(仮称、以下LG-Nortel)となります。

LG-Nortelは、ワイヤーライン、オプティカル、ワイヤレスおよびエンタープライズ向けの最先端の通信・ネットワークソリューションを開発し、全世界の商取引を活性化させるという両社の戦略を推進していきます。また同社の設立は、主要な市場のリーディングカンパニーと提携することで、業界最高レベルのリソースと専門技術を活用していくという両社の強い意志の表れであり、同社は世界的にも進んでいる韓国のテクノロジーを活用することができます。

Owensは「今日という日は、Nortelにとって重要な1日です。我々は引き続き、業界最高のテクノロジーカンパニーとともにアジア太平洋地域の市場を開拓するという方針を推進することができました。韓国は、人々の経験をより豊かにするテクノロジーの分野おいて世界の主導的な立場にあり、我々はLG電子と協業することで、急成長を遂げるアジア市場でのNortelのポジションがさらに高まることを期待しています。このことは研究開発の促進につながり、当社の全世界の顧客に利益をもたらすでしょう。Nortelは市場における成功を得ることができると確信しています」と述べています。

Kim氏は「LG電子の優れた研究開発力とNortelの世界的なブランドをあわせもつこの合弁会社は、通信機器市場においてトップクラスの企業になることでしょう。同合弁会社の設立によって、次世代通信インフラにおける規格の策定や、競争の激しい環境での製品開発時間の短縮といった分野での両社の協力関係はいっそう強化されます」と語っています。

Nortelは合弁会社の株式の50%プラス1株を所有する予定です。この出資は、Nortelの韓国における販売・サービス事業の提供と、1億4500万米ドルおよび貨幣以外の対価の支払いによって行われます。これとは別に、LG電子は、合弁会社の業績目標に対する達成度に基づき、2年間にわたって支払いを受ける権利が与えられる可能性があります。

LG電子とNortelは、両社の主要な役員を合弁会社の経営陣に指名する予定です。両社は、LG電子のJ. R. Lee(J. R.リー)氏をCEOに、NortelのPaul House(ポール・ハウス)をCOOに指名する意向です。なお、2004年度のLG電子の通信インフラ事業とNortelの韓国事業を合わせた売上高は6000億ウォン(5億3000万米ドル)でした。

今契約の締結は、規制やその他の承認を含む一定の条件を満たすことが条件となっており、手続きは2005年末までに完了すると予想されています。

今回の契約に関してはJ. P. MorganがNortelの、Lehman BrothersとWoori SecuritiesがLG電子のアドバイザーを務めています。

LG電子について

LG電子は、電子・情報・通信分野において、急速に変化する消費者のさまざまなニーズに対応した最先端の製品を提供しています。連結売上高は連結ベースで377億米ドル、そのうち海外向けの売上高は326億米ドル(総売上高の86%)です。39カ国に76社の子会社を所有し、従業員数は全体で7万人以上に上ります。LG電子は、モバイル通信、デジタル家電、デジタル・ディスプレイ、デジタル・メディアの4事業部門で構成されています。LG電子モバイル通信は、WCDMA(UMTS)、CDMA、GSM対応の携帯電話端末の世界トップメーカーで、世界の携帯電話端末メーカーで最も高い成長率を達成しています。同社は有線・無線を含む総合的なソリューションを提供し、世界における確固たる地位を築きつつあり、特に3G対応の携帯電話端末では、全世界で市場シェアを拡大しています。
詳細はwww.lge.comをご覧下さい。

Nortelについて
Nortelは、人々の生活、体験を豊かにし、世界規模のビジネスに刺激を与え、全世界において最も重要な情報を守ることのできるコミュニケーションを提供する分野において、国際的なリーダーです。Nortelは、通信事業者と企業の双方に向けて、革新的なテクノロジー・ソリューションを提供しており、エンド・ツー・エンドのブロードバンド・サービス、VoIP、マルチメディア・サービス、アプリケーション、ワイヤレス・ブロードバンドなどの各ソリューションによって困難な課題を解決するために尽力しています。Nortelは、世界150ヵ国以上で活動を展開しています。詳細な情報に関しては、www.nortel.com をご覧下さい。また当社に関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。

このプレスリリースに記載されている一部の情報は予示的なものであり、重要なリスク要因および不確定要因の影響を受けるものです。当プレスリリースで説明された結果や出来事は、実際の結果あるいは出来事と異なる場合があります。

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これらの要因その他の詳細については、Nortel が米国証券取引委員会に提出した最新年次報告書Form 10-Kおよび四半期報告書Form 10-Qに記載されています。Nortelは、準拠法により要求されない限り、新情報、将来の出来事その他の結果に拘わらず、あらゆる予示的声明を含め、このプレスリリースのあらゆる記載情報について、それを更新・改正する意思あるいは義務を放棄します。
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