今回販売開始した「eHeart(TM)」は、産業医の数ある職務(作業環境の維持管理、作業の管理、労働者の健康管理、労働衛生教育など)の内、勤労者の健康管理に焦点を当てたパッケージです。本パッケージは、企業が医療機関に委託する定期健康診断や人間ドックの健診データを、セキュリティレベルを保ちながら企業内システムで一元管理し、過去の健診データをグラフ化、時系列で対比することにより、産業医等が正確で丁寧な健康相談や健康指導を行うことを支援します。
勤労者は、過去の健診データの推移を視覚的に捉えることができると共に、既往歴なども記録してくれるため、同じ問診を繰り返す必要がありません。産業医側も健康保健組合の立場で見ると、勤労者の検診データを分析し、大事に至る前に健康指導を行うことで、医療費を抑制させることができます。
このようなシステムでは、病院向け健康管理システムがありますが、一般に高価であるため、機能を絞り、魅力的な価格設定(税込:1,029千円~)とし、導入時の各種支援サービスも提供いたします。
●「eHeart(TM)」の主な特徴
「eHeart(TM)」には、以下の主な特徴があります。
①過去の健診結果を時系列に参照可能
折れ線グラフや傾向分析表示により視覚的なデータ参照が可能です。
②面談者の個別情報記録機能
面談者および面談者の家族の既往歴の記録や、問診・保健指導の記録
が可能です。
③労働基準監督署提出報告書(定期健康診断結果報告書)の自動計算機
能定期健康診断結果報告書の作成には、各検査項目単位に集計が必要
です。本システムでは直近のデータを基準に自動算出します。
④事業所別に閲覧可能なセキュリティ機能
登録された健診データは、ログイン/パスワードによって事業所や個
人毎にアクセス制限を設けることができますので、セキュリティが保
たれます。
当社は、当社関連の医療機関や産業医を置く企業をターゲットに、2005年度には1億円の販売を目指します。
●開発経緯
労働安全衛生法などで事業者に実施が義務付けられている健康診断の基本
としては、
①健康診断の実施は事業者の責任であること
②健康診断は判定を含め医師が行うこと
③健康診断の実施方法は、厚生労働省の定めによること
④健康診断は事後措置等が行われる事に意義があること
が挙げられます(東京産業保健推進センター「労働衛生のハンドブックよ
り抜粋」)。しかしながら、実情は健診結果に基づいた適切な措置を行っ
ているとはいえないのではないでしょうか?
そこで当社では、従来からの業務ノウハウを活かし、従業員の健康を守
り、産業医や総務部門の負荷軽減も併せもつシステムパッケージの開発に
着手しました。
注1):産業医への委嘱は、労働安全衛生法によって、常時50名以上の労
働者が働く事業場において、産業医を選任することが義務づけられ
ております。
■東芝情報株式会社について
東芝情報システムは、1962年の設立以来、業界で常に最先端の技術を駆使し、情報サービス分野のリーディングカンパニーとして企業および社会の多様な情報化ニーズに応えてきました。SIソリューション、Webソリューション、エンベデッドシステム・ソリューションの3分野のシステムソリューションとこれらの技術を組合せた「融合ソリューション」を提供し、お客様の総合ITパートナーとしてお役に立ちたいと考えております。また、「ISO9001」および「CMMレベル4」の認証を受け高品質なサービスを提供しております。
特にSIソリューショングループは、製造・金融・流通・医療・官公庁などの産業別業務システムのソフトウェア開発に従事しており、システムコンサルティングからソフトウェア開発、導入・展開、運用、保守まで、IT資産のシステムライフサイクルをトータルにサポートできる各種サービスを提供しております。
同社製品の専用Webサイトは、 (リンク ») です。
東芝情報システム株式会社
カスタマサポート事業部
営業第一部 吉田 直広
電子メール: eheart@tjsys.co.jp
Tel :044-246-8148
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。