昨年の個人情報保護法の施行に伴い、情報セキュリティの重要性がより一層叫ばれています。そのような状況の下、社内の機密データが一切格納されることのない “シンクライアント” を、基幹システムの端末装置 (ホスト端末) として従来のパソコンベースの端末から移行することで、情報管理体制の整備/強化を図る企業がますます増加しております。
弊社では 「FALCON」 シリーズとして、これまで20年以上に渡りパソコン向けにメインフレーム用 端末エミュレータ ソフトを開発/提供して参りましたが、このような市場環境を背景に今回、OEM商品としてシンクライアント専用の端末エミュレータ ソフトを新たに開発。さらに今回、“市場ニーズを考慮して、高い信頼性を持った端末エミュレータを自社のシンクライアント商品に標準搭載したい” というアプティ社のニーズとマッチして今回の契約締結となりました。ちなみに、シンクライアント型 端末エミュレータの一般的な特徴としては以下が挙げられます。
<シンクライアント型 端末エミュレータ の特徴>
■万全の情報漏えい対策
ハードディスクやフロッピーディスクなどの外部記憶装置を持たないため、ホストデータの持ち出しを制御できます。
■ウイルス感染の危険性なし
パソコン型の端末エミュレータと比べると、ハードディスクを持たないのでホスト端末がウイルスに感染する危険性がありません。
■端末トラブルの大幅回避
シンクライアント型の端末エミュレータであれば、トラブルの最大の原因とも言えるハードディスクを持たないため故障がほとんど起きません。
■無音、省エネ、省スペースの実現
ファンレス、ディスクレスなので騒音が全くありません。またパソコン型の端末エミュレータと比べると消費電力も少なく、コンパクトなので省エネ、省スペース化が図れます。
今回のアプティ社製 デスクトップ型 シンクライアント商品への採用に加えて、今後は同社のノート型商品につきましても、本端末エミュレータ ソフトの採用が予定されております。また、今回のアプティ社との契約締結を皮切りに、弊社ではニーズの見込まれる各社シンクライアント商品に対して積極的に OEM 供給ビジネスを進めていく予定です。
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<株式会社アプティ について>
1991年10月、日本アイ・ビー・エム株式会社と東芝テック株式会社が出資し、コンピュータ周辺機器の専門企業として設立した 「アドバンスト・ペリフェラルズ株式会社」 が前身。2001年4月、「APTi と日本ビジネスコンピューター株式会社 (JBCC) の両社がそれぞれ保有する、技術力・販売チャネルを統合し、あわせて経営基盤を強化することで、お客様により良い商品とサービスをご提供する」 ことを目的に、JBCC が株式の 88% を取得し、「新生アプティ」 としてスタートしました。
事業内容は、主として企業向けの各種プリンタ、シンクライアントおよび Web やネットワーク関連ソフトウェアの開発・製造・販売。主要商品として、高信頼性・ヘビーデューティーの 「シリアル・インパクト・プリンタ」、ネットワーク環境での高信頼性・低ランニング コストを提供する 「レーザー・プリンタ」、高速ラベル印刷でゴミを出さない環境対応の 「ラベル・プリンタ」、個人情報保護法の完全実施で必要性が再認識されているシンクライアント 「SecureTerminal シリーズ」、Web やネットワーク環境で最適な帳票や伝票を印刷・管理する APTi 帳票ソリューション 「PrintPro シリーズ」 や 「PrintGen シリーズ」 など、お客様ごとのビジネス ニーズに応じ、環境対応や情報管理をコンセプトとした豊富な商品をご用意しております。
<「SecureTerminal T511EM」 について>
■商品名 : SecureTerminal (セキュアターミナル) T511EM
■概要 : IBM のメインフレームや iSeries (AS/400) と直接接続できる端末エミュレータを標準搭載したシンクライアント
■販売元 : 株式会社アプティ
■販売開始日 : 2006年1月17日
■価格 : オープン
■初年度販売予定 : 1万台
■商品情報サイト : (リンク »)
<「FALCON」 シリーズについて>
1982年に国内初の端末エミュレータとしてインターコムが開発。1992年から 「FALCON」 シリーズとして、累計で 2,300社/80万クライアント以上の導入実績を誇る名実ともに日本を代表する端末エミュレータ シリーズです。IBM、富士通、日立の各メインフレームおよびIBM AS/400 に対応した、サーバー導入型及びクライアント導入型の各種プロダクトをラインアップしています。
中でも、最新プロダクトのサーバー導入型 端末エミュレータ 「FALCON for .NET Ver.2」 では、端末エミュレータとしては国内で初めて 「Microsoft .NET」 に準拠。さらにホストデータを XML Web サービスとして提供することが可能となり、ホスト活用の可能性が広がりました。加えて情報セキュリティの重要性が叫ばれる中、ホストデータの情報漏えい対策機能 (特許出願中) をこちらも国内初搭載。全てのホストアクセス ログをリアルタイムに取得することで、ホストデータの内部情報漏えいを強力に抑止します。
※詳細は商品情報サイト ( (リンク ») ) をご覧ください。
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<「SecureTerminal T511EM」 に関する問い合わせ先>
株式会社アプティ マーケティング・テクニカルセンター 及川正隆
TEL : (03)3435-8196
<「FALCON」 シリーズに関する問い合わせ先>
株式会社インターコム 企業情報システム事業部 ビジネス営業部
TEL : (03)3839-6370
お問い合わせフォーム : (リンク »)
<本ニュース リリースに関する問い合わせ先>
株式会社インターコム 広報宣伝担当 山中弘重、鈴木 修
TEL : (03)3839-6775
※interCOM は、(株)インターコムの登録商標です。
※Microsoft、Windowsは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
※その他、記載されている会社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
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