誤検知率0.0001%の高性能迷惑メール対策エンジンを搭載したセキュリティアプライアンスを発表

既存のメールシステムに容易にアドオン設置が可能で、 システム管理専任者不在の中小規模企業に最適

センドメール株式会社/株式会社 CSK Winテクノロジ/株式会社テンアートニ

2006-10-02 13:00

センドメール株式会社、同社の販売パートナーである株式会社 CSK Winテクノロジと、株式会社テンアートニの3社は、高性能迷惑メール対策フィルタを搭載し、メールシステム管理の専任者が不在の中小規模企業でも、設定・導入・管理が容易なセキュリティアプライアンスサーバ「EasyNetBox for Spam Filter powered by Sendmail」(以下 ENBスパムフィルタ)を発表し、本日10月2日より販売開始いたします。
迷惑メール対策技術は、異なるさまざまなテクノロジが存在し、検知率は30%~99%レベルまで大きな差があります。このため、システム部門にとって迷惑メール対策フィルタの技術的評価は非常に高度な知識を要する困難な作業であり、また、誤検知によるユーザからのクレーム対応も管理者の大きな負担となっています。

ENBスパムフィルタは、先進的なコラボレーション方式 (※) により、検知率98%以上と最も信頼性が高い迷惑メール対策フィルタ「Mailstream Manager Anti-Spam」を搭載しています。この迷惑メール対策フィルタは、海外のみならず日本国内の大手ISPや企業で多数の実績があり、英語など外国語の迷惑メールはもちろん日本語の迷惑メールも同等以上の精度で検知します。
また、正規メールが迷惑メールと判定される誤検知(フォールスポジティブ)率も0.0001%と、ほぼ0%に近いことが実証されていますが、誤検知があった場合でも、ユーザからのフィードバックでほぼリアルタイムに修正が反映される仕組みとなっており、管理者の負担が大幅に軽減されます。


また、ENBスパムフィルタは、Webベースの分かり易い管理画面から迷惑メールの処理方法などを簡単に設定でき、メールの処理量や迷惑メール検知率などをリアルタイム、かつグラフィカルに把握できるダッシュボード機能を備えています。さらに、ホワイトリスト/ブラックリストによる迷惑メール処理は、管理者がサイト全体に設定するだけでなく、メールユーザが個別に設定することもできるので、迷惑メールかどうか判定が曖昧なメールを的確に処理することが可能です。
ENBスパムフィルタの主な機能と特長は以下のとおりです。


[ENBスパムフィルタの主な機能と特長]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
① 検知率98%以上、誤検知率0.0001%の業界最高性能の迷惑メール対策フィルタ搭載
最も信頼性の高い迷惑メール対策フィルタエンジンにより、企業のメールポリシーに則して迷惑メールをメールゲートウェイで遮断することができます。また、メールユーザに迷惑メール判定スコアを提供することで、個人の判断基準に従って、効率的な迷惑メール処理が可能です。

② 専任管理者不在の中小企業でも導入しやすく、管理者負荷を最低限
ENBスパムフィルタは、既存のメールシステムに影響を与えずにアドオン導入でき、WebベースのGUIで簡単な設定を行うだけで使用可能です。
また、誤検知率が非常に低く、最新の迷惑メール情報がリアルタイムに反映されるため、メールユーザのクレーム対応は必要ありません。
メール処理量、迷惑メール検知率、ポリシー別統計などをリアルタイムにグラフィカル表示可能です。

③ 信頼性が高く安心して導入できる国産アプライアンス
アプライアンスの提供にあたっては、ハードウェアの品質、導入後の迅速なサポートが重要です。
ENBスパムフィルタは、センドメールがサポート力の高い日本のパートナーと組んで企画・提供する製品であり、センドメール・ブランドでのアプライアンスは国内初となります。


ENBスパムフィルタの企画・販売にあたり、センドメールは新たにテンアートニと提携し、CSK Winテクロノジとの3社共同でビジネスを推進します。各社の役割は以下の通りです。

◆センドメール
迷惑メール対策フィルタソフトウェアの提供元として、ソフトウェアサポート面の支援を行うとともに、プロモーション、プリセールスを行います。

◆CSK Winテクノロジ
ENBスパムフィルタのサポートを担当するとともに、プロモーション、パートナー開拓・支援、プリセールスを行います。

◆テンアートニ
ENBスパムフィルタのアプライアンス化および中小規模ユーザに対して販売実績が豊富な同社のパートナー各社を通じて販売を行います。なお、大規模ユーザのカスタマイズが必要なシステムについては、個別に「富士通 PRIMERGY」などのサーバを使用し、システム構築にて対応も行います。


ENBスパムフィルタの販売価格は、100ユーザモデル「EasyNetBox for Spam Filter 100U」が655,000円(税別)、200ユーザモデル「EasyNetBox for Spam Filter 200U」が 810,000円(税別)で、2006年10月10日出荷開始予定です。販売目標は、向こう3ヶ月で約300台を予定しています。


■ 製品概要
◇製品名 :EasyNetBox for Spam Filter powered by Sendmail

◇搭載するソフトウェア
・ 迷惑メールフィルタ:Sendmail Mailstream Manager Anti-Spam
・ 統合管理ソフト :Sendmail Mailstream Manager

◇ハードウェア部
・ 放熱性能の高い、小型アルミ筐体を採用したファンレスシステムにより、高い静音性と省電力を実現
・ 外形寸法 195mm (W)×268mm (D)×80mm (H) の省スペースシステム
・ CF(Compact Flash)スロットを装備し、CFからOSやアプリケーションを起動可能

■ 販売/出荷開始など
◇販売開始:2006年10月2日
◇出荷開始:2006年10月10日 (予定)

◇販売価格:
 100ユーザモデル 「EasyNetBox for Spam Filter 100U」 687,750円 (税込)
 200ユーザモデル 「EasyNetBox for Spam Filter 200U」 850,500円 (税込)

このプレスリリースの付帯情報

EasyNetBox for Spam Filter powered by Sendmail

用語解説

◆コラボレーション方式の迷惑メール対策フィルタについて

ユーザから寄せられる迷惑メール(スパムメール)情報を基に、メールがスパムか否かを判断するための情報をデータベースに登録し、それら参照することでスパムメールを特定する方式で、以下の3つの機能から成る。

(1) スパムメール情報を収集するためのネットワーク
(2) レポートを寄せたユーザの信用度を評価する「トラストシステム」
(3) ユーザのレポートを基に、スパムメールとされるメールの特徴(フィンガープリント)を登録し、その情報をユーザが参照するデータベース

データベースに登録された情報を基にスパムメールを特定する点で、ハニーポットやブラックホールリストと類似しているが、情報を寄せるユーザの“信用度”を、情報の更新に大きく反映させている点が決定的に異なる。(正確な情報を寄せるユーザは信用度を上げ、誤った情報を故意に寄せるユーザは信用度を下げることでデータベースの品質を高く維持する仕組みを確立している。)
データベースには、内容や言語ではなく、メール中で変更不可能な部分に焦点を当てスパムメール特有の特徴を抽出した情報である“フィンガープリント”が登録される。また、ユーザからの報告を受けるとデータベースをほぼリアルタイムに更新できる機能を備えている。
スパムメールは、明らかに有害であるウィルスメールと異なり、対処すべきメールの見極めが困難だが、コラボレーション型スパムメール認識技術では、確実にスパムメールかどうか多数の意見が一致しない曖昧なメールは「スパム」と判断されず、また、個人間のメールが「スパム」と判断される可能性は非常に少ない。
これにより、誤って通常のメールをスパムメールとして処理する(フォールスポジティブ)を回避でき(誤検知率0.0001%以下)、スパム検知率は最低でも98%以上で、従来型スパム対策の課題が明らかになりつつある中、今、それらを解決するものとして注目を集めている。
また、多くのスパムブロック技術がスパムの増加と多様化に対応するのが困難なのに対し、コラボレーション方式は、スケールが大きくなるほど精度が上がる数少ない技術。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]